登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問104
問題文
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a シロップ剤は、温度変化による変質を防ぐ観点から、開封後は室温での保管が適切である。
b エアゾール製品の添付文書等には、「保管及び取扱上の注意」の項目に高圧ガス保安法に基づく注意事項が記載されているが、その容器への表示は不要である。
c 点眼薬は、開封後長期間保存すると変質する可能性が高いため、複数の使用者で共用し、できる限り早く使い切ることが重要である。
d 散剤は、冷蔵庫から取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫での保管は不適当である。
選択肢
1:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
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医薬品の保管と取扱い【登録販売者解説】
正解の理由
シロップ剤は開封後に冷蔵庫、散剤は温度差による湿気を避けて冷蔵庫に入れないことが基本です。
正しい組合せは1です。a・b・cは誤り、dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、添付文書等に記載される保管及び取扱い上の注意です。
正しい組合せは1です。a・b・cは誤り、dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、添付文書等に記載される保管及び取扱い上の注意です。
解法ステップ
- 「シロップ剤」「散剤」の保管場所に注目します。開封後のシロップ剤と、散剤では保管上の注意が異なります。
- エアゾール製品については、「添付文書に注意が書かれること」と「容器への表示が必要か」を分けて考えます。
- 点眼薬については、「開封後の長期保存」と「複数人での共用」を別々に確認します。共用は避けるべきです。
- この確認結果に合う組合せが1です。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
×「開封後は室温での保管」→ ○「開封後は冷蔵庫内での保管が望ましい」
シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内で保管するのが望ましいとされています。「温度変化を避けるため室温に置く」と、保管場所を逆にするのがひっかけです。 -
b:誤り
×「容器への表示は不要」→ ○「容器への表示が義務づけられている」
エアゾール製品に対する高圧ガス保安法に基づく注意事項は、容器への表示が義務づけられています。また、添付文書にも「保管及び取扱い上の注意」として記載されています。 -
c:誤り
×「複数の使用者で共用」→ ○「他の人と共用しない」
点眼薬は、使用時に容器の先端がまつげなどに触れることで薬液が汚染される可能性があります。別の人が使うと、その人に感染するおそれがあるため、共用は避けます。開封後、長期間経過した製品の使用も避けるべきです。 -
d:正しい
散剤などは、冷蔵庫から取り出した際の急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当です。錠剤やカプセル剤も同じ注意が必要です。
よくある誤解
- **「涼しい場所なら、どの剤形も冷蔵庫がよい」**と考えがちですが、シロップ剤と散剤では注意が異なります。
- **「添付文書に書かれていれば、容器への表示はいらない」**という読み違いに注意してください。エアゾール製品の高圧ガス保安法上の注意事項は、容器への表示も義務づけられています。
- 点眼薬の「開封後は長く保存しない」と「他の人と共用しない」は、別々の注意事項です。片方だけ覚えないようにしましょう。
補足コラム
保管場所の問題は、剤形と温度差を結びつけると整理しやすくなります。
- シロップ剤:変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内での保管が望ましいです。
- 錠剤・カプセル剤・散剤:取り出したときに温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当です。
- 点眼薬:他の人と共用せず、開封後長期間経過した製品は使用を避けます。
FAQ
Q. 外箱などに書かれた使用期限は、開封後にもそのまま当てはまりますか?
A. 使用期限は、未開封の状態で保管された場合に品質が保持される期限です。開封後にどの程度品質が保たれるかは、包装形態や使用・保管状況によって異なります。
A. 使用期限は、未開封の状態で保管された場合に品質が保持される期限です。開封後にどの程度品質が保たれるかは、包装形態や使用・保管状況によって異なります。
Q. エアゾール製品の注意事項は、添付文書だけで確認すればよいですか?
A. 添付文書にも記載されますが、高圧ガス保安法に基づく注意事項は容器への表示も義務づけられています。
A. 添付文書にも記載されますが、高圧ガス保安法に基づく注意事項は容器への表示も義務づけられています。
関連キーワード: シロップ剤、散剤、点眼薬、エアゾール製品、保管及び取扱い上の注意

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