登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問115
問題文
一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載することとされている成分の正誤について、正しい組合せを選べ。
a オキセサゼイン
b 次没食子酸ビスマス
c ケイ酸アルミン酸マグネシウム
d タンニン酸アルブミン
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
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牛乳アレルギーの使用禁忌【登録販売者解説】
正解の理由
タンニン酸アルブミンは牛乳由来のカゼインを含むため、牛乳アレルギーの人は使用しません。
4は、a:誤、b:誤、c:誤、d:正の組合せです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」では、タンニン酸アルブミンについて、牛乳にアレルギーがある人は使用を避けるとされています。
解法ステップ
- 記載の理由に関わる語句「牛乳によるアレルギー症状」に注目します。
- 4成分のうち、牛乳のタンパク質に由来する成分を探します。
- タンニン酸アルブミンが該当すると分かれば、dだけが正となる組合せを選べます。
選択肢別の誤答解説
-
a オキセサゼイン:誤
局所麻酔成分として用いられる成分です。この設問で問われている牛乳由来の成分ではなく、手引きの該当するアレルギーに関する記載対象には挙げられていません。 -
b 次没食子酸ビスマス(じもっしょくしさんビスマス):誤
ビスマスを含む成分で、止瀉薬に配合されることがあります。手引きでは、長期連用による精神神経症状などの注意が示されていますが、牛乳アレルギーに関する今回の記載対象ではありません。 -
c ケイ酸アルミン酸マグネシウム:誤
制酸成分として用いられ、胃酸を中和する働きがあります。アルミニウムを含む成分として長期連用などへの注意はありますが、牛乳アレルギーに関する今回の記載対象ではありません。 -
d タンニン酸アルブミン:正
アルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質であるカゼインから精製された成分です。そのため、牛乳にアレルギーがある人は使用を避けます。
組合せを照らすと、選択肢1はa・b・d、選択肢2はb・c・d、選択肢3はc、選択肢5はa・dの正誤が、正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 「成分にアレルギーがある人」だけの記載だと思う
この設問の文言には「牛乳によるアレルギー症状」も含まれます。成分の由来にも注目しましょう。 - 止瀉薬や制酸薬に使われる成分なら、すべて同じアレルギー注意があると思う
薬効群ではなく、成分ごとの由来や手引きの記載で判断します。 - 牛乳由来なら、タンニン酸も牛乳由来だと思う
牛乳由来なのはタンニン酸ではなく、タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンです。
補足コラム
手引きでは、カゼインやカゼインナトリウムなども、牛乳タンパク質に由来する添加物として、牛乳アレルギーに関する記載の対象に挙げられています。成分名だけでなく、原材料や由来が問われることもあります。
FAQ
タンニン酸アルブミンで注意するのは、牛乳アレルギーだけですか?
いいえ。手引きでは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることも示されています。
いいえ。手引きでは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることも示されています。
関連キーワード: タンニン酸アルブミン、カゼイン、牛乳アレルギー、使用上の注意、次没食子酸ビスマス、制酸成分

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