戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問116


問題文

一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等と医薬品成分等との関係の正誤について、正しい組合せを選べ。
基礎疾患等 医薬品成分等 a 心臓病 芍薬甘草湯 b 糖尿病 アセトアミノフェン c 高血圧 プソイドエフェドリン塩酸塩 d 肝臓病 メチルエフェドリン塩酸塩

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
5:a:正、b:正、c:誤、d:正

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基礎疾患と使用禁忌成分【登録販売者解説】

正解の理由

心臓病には芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)・プソイドエフェドリン塩酸塩、高血圧にはプソイドエフェドリン塩酸塩が対応します。
正しい組合せは2です。記述は a 正・b 誤・c 正・d 誤 となります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある、添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目です。

解法ステップ

  1. 「心臓病―芍薬甘草湯」は、基礎疾患と成分の対応が手引きにあるかを確認します。
  2. 「糖尿病―アセトアミノフェン」は、糖尿病とアドレナリン作動成分の関係を、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンと混同していないか見ます。
  3. 「高血圧―プソイドエフェドリン塩酸塩」は、交感神経を刺激して血圧を上げる成分の組合せとして判断します。
  4. 「肝臓病―メチルエフェドリン塩酸塩」は、成分の作用が肝臓に影響しうることと、添付文書で「肝臓病」が使用しない対象として記載されることを混同しないようにします。

選択肢別の誤答解説

  • a 心臓病―芍薬甘草湯:正しいです。
    手引きでは、心臓病の人が使用しない対象として、芍薬甘草湯が挙げられています。基礎疾患と処方名の組合せを、そのまま覚えましょう。
  • b 糖尿病―アセトアミノフェン:誤りです。
    アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分ですが、この設問の「糖尿病」との使用禁忌の組合せには当たりません。糖尿病については、アドレナリン作動成分が血糖値を上昇させるおそれがある点が、手引きで示されています。
  • c 高血圧―プソイドエフェドリン塩酸塩:正しいです。
    プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経(体を活動状態にする神経)を刺激する成分です。血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため、この組合せは正しいです。
  • d 肝臓病―メチルエフェドリン塩酸塩:誤りです。
    メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分ですが、この設問の「肝臓病」との組合せは、手引きに示された使用禁忌の対応ではありません。肝臓への作用に関する記述と、「肝臓病の診断を受けた人」が使用しない対象であることを、同じ意味に扱わないようにしましょう。
選択肢組合せの違い
1a・b・cの正誤は合っていますが、dを正としている点が誤りです。
3cは正しい扱いですが、aを誤、bを正としている点が誤りです。
4bは誤りの扱いで正しい一方、aを誤、cを誤、dを正としている点が誤りです。
5aは正しい扱いですが、bを正、cを誤、dを正としている点が誤りです。

よくある誤解

  • 成分が肝臓に影響することと、肝臓病の人が使用しないことを同じだと考えがちです。設問では、添付文書の対象者と成分の対応を確認します。
  • 糖尿病に関する注意を、アセトアミノフェンのような解熱鎮痛成分に結びつけてしまうことがあります。手引きでは、血糖値を上げるおそれがあるアドレナリン作動成分との関係がポイントです。
  • 「エフェドリン」という名前が共通する成分を、すべて同じ基礎疾患の組合せとして暗記しないようにしましょう。問題に出た成分名と対象者をセットで確認します。

補足コラム

プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。手引きでは、心臓病や高血圧、糖尿病などの診断を受けた人について、症状を悪化させるおそれが示されています。交感神経を刺激するため、血圧や血糖値などに影響しうる点が、判断の手がかりです。

FAQ

「使用しないこと」と「使用前に相談すること」は同じですか?
同じではありません。添付文書の注意事項は項目ごとに区別されています。設問が「次の人は使用(服用)しないこと」と指定している場合は、その項目に挙げられた対象者と成分の組合せを確認します。
同じ成分でも、どの医薬品でも同じ注意が書かれますか?
注意事項は、成分だけでなく医薬品の種類や配合内容にも関わります。成分名だけで一般化せず、設問で問われた医薬品と添付文書の項目に沿って判断しましょう。

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