登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問119
問題文
フェニレフリン塩酸塩が配合された一般用医薬品の鼻炎用内服薬の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等について、正しいものの組合せを選べ。
a 糖尿病
b 肝臓病
c 甲状腺機能障害
d 胃・十二指腸潰瘍
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
鼻炎用内服薬と基礎疾患【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:フェニレフリン塩酸塩では、糖尿病と甲状腺機能障害が「相談すること」に当たります。
2は(a、c)の組合せです。a「糖尿病」とc「甲状腺機能障害」が対象となり、b「肝臓病」とd「胃・十二指腸潰瘍」は、この設問の対象には含まれません。
根拠は、第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「相談すること」に関する記載です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、アドレナリン作動成分について、糖尿病では血糖値を上昇させる作用により症状を悪化させるおそれがあり、甲状腺機能障害では交感神経系を興奮させて症状を悪化させるおそれがあるとされています。
解法ステップ
- 成分名「フェニレフリン塩酸塩」に注目します。鼻炎用内服薬に配合されるアドレナリン作動成分です。
- 選択肢のうち、アドレナリン作動成分と結びつく基礎疾患として、糖尿病と甲状腺機能障害を選びます。
- この2つを含む(a、c)の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 糖尿病:対象です。 アドレナリン作動成分には、肝臓でグリコーゲン(体内に蓄えられた糖)を分解し、血糖値を上昇させる作用があります。そのため、糖尿病を悪化させるおそれがあります。
- b 肝臓病:この設問の対象ではありません。 肝臓病が「相談すること」に記載される医薬品や成分はありますが、フェニレフリン塩酸塩を配合した鼻炎用内服薬について、ここで問われている組合せには含まれません。
- c 甲状腺機能障害:対象です。 交感神経(体を活動的にする働きを担う神経)を興奮させる成分は、甲状腺機能障害の症状を悪化させるおそれがあります。
- d 胃・十二指腸潰瘍:この設問の対象ではありません。 胃・十二指腸潰瘍への注意は、胃腸への影響が問題となる解熱鎮痛成分などで記載されます。フェニレフリン塩酸塩について問われている組合せには含まれません。
選択肢の組合せも確認しましょう。
- 1(a、b): aは対象ですが、bを含み、cを含まないため誤りです。
- 3(b、c): cは対象ですが、bを含み、aを含まないため誤りです。
- 4(b、d): 対象ではないb・dを含み、対象となるa・cを含まないため誤りです。
- 5(c、d): cは対象ですが、dを含み、aを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「肝臓病」も、ほかの医薬品では相談対象になるから、この問題でも対象だと思う。 基礎疾患の注意は、医薬品や成分によって異なります。成分名と薬の種類をセットで確認しましょう。
- 「胃・十二指腸潰瘍」は、どの内服薬でも注意対象だと思う。 胃・十二指腸潰瘍への注意が記載されるかは、成分の作用によって異なります。
- 「甲状腺機能障害」と「糖尿病」を別々の知識として覚える。 どちらも、アドレナリン作動成分による体への作用と結びつけると、判断しやすくなります。
補足コラム
糖尿病では、アドレナリン作動成分による血糖値の上昇が問題になります。一方、甲状腺機能障害では、交感神経系を興奮させる作用による症状の悪化が問題になります。**「糖尿病は血糖値」「甲状腺機能障害は交感神経」**と、理由を分けて覚えましょう。
FAQ
「相談すること」と「してはいけないこと」は、どう違いますか?
「相談すること」は、使用前に医師や薬剤師などに相談するよう案内する項目です。「してはいけないこと」は、使用を避けるべき場合などを示す項目です。基礎疾患がある人への注意は、どちらの項目に書かれているかも確認しましょう。
「相談すること」は、使用前に医師や薬剤師などに相談するよう案内する項目です。「してはいけないこと」は、使用を避けるべき場合などを示す項目です。基礎疾患がある人への注意は、どちらの項目に書かれているかも確認しましょう。
関連キーワード: フェニレフリン塩酸塩、アドレナリン作動成分、糖尿病、甲状腺機能障害、相談すること

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
