戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問27


問題文

一般用医薬品の解熱鎮痛薬購入者に対する登録販売者の説明について、適切なものの組合せを選べ。
a 発熱が1週間以上続く場合は、服用量を増やしてください。 b 年月の経過に伴って月経痛が悪化している場合は、病院を受診してください。 c 頭痛に対して使用する場合には、症状が出る前に服用してください。 d 肝機能障害を起こすことがあるので、服用期間中の飲酒はやめてください。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)

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解熱鎮痛薬の購入者説明【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:月経痛の悪化は受診を勧め、頭痛薬は症状が出る前に予防的に使わず、服用中の飲酒にも注意します。
適切な記述は 4 の b・d です。記述ごとの判定は、aは誤り、bは正しい、cは誤り、dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」のうち、解熱鎮痛薬の使用上の注意や症状に応じた説明に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「服用量を増やす」という指示に注目します。症状が続いても、自己判断で用量を増やす説明は適切ではありません。
  2. bの「年月の経過に伴って月経痛が悪化」という変化を確認します。手引きでは、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)などの可能性が考えられるため、受診につなげる内容です。
  3. cの「症状が出る前」と、dの「服用期間中の飲酒」に注目します。頭痛薬は症状が現れる前の予防的な使用は適切でなく、飲酒は肝機能障害(かんきのうしょうがい)への注意と関係します。

選択肢別の誤答解説

a 発熱が1週間以上続く場合は、服用量を増やす

×「服用量を増やす」→ 用量を守る
発熱が続いていることを理由に、解熱鎮痛薬の服用量を増やすのは適切ではありません。一般用医薬品は、定められた用法・用量を守って使用することが基本です。「長く続くなら量を増やす」という説明に変えている点が誤りです。

b 年月の経過に伴って月経痛が悪化している場合は、病院を受診する

月経痛(げっけいつう)が年月とともに次第に悪化する場合は、子宮内膜症などの可能性が考えられます。一般用医薬品で対処するだけでなく、受診を勧める説明が適切です。

c 頭痛に対して使用する場合には、症状が出る前に服用する

×「症状が出る前に」→ 症状が軽いうちに
解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的です。一方、症状が現れる前に予防的に使用することは適切ではありません。「症状が出る前」と「症状が軽いうち」を混同しないようにしましょう。

d 肝機能障害を起こすことがあるので、服用期間中の飲酒をやめる

適切な注意です。解熱鎮痛成分のうち、アセトアミノフェンでは、用量を超えて使用した場合や、日頃から酒類をよく摂取する人で、肝機能障害などの重い副作用が起こりやすくなることがあります。飲酒と肝機能への影響を結び付けて覚えましょう。

組合せの照合

  • 1(a、b)は、正しいbを含みますが、誤りのaを含み、正しいdを含まないため不適切です。
  • 2(a、c)は、誤りのa・cを含み、正しいb・dを含まないため不適切です。
  • 3(b、c)は、正しいbを含みますが、誤りのcを含み、正しいdを含まないため不適切です。
  • 5(c、d)は、正しいdを含みますが、誤りのcを含み、正しいbを含まないため不適切です。

よくある誤解

  • **「症状が軽いうち」と「症状が出る前」は同じではありません。**前者は症状が現れた後、まだ軽い段階を指します。
  • **「症状が長引くなら用量を増やす」と考えないこと。**用量を増やす説明は、適正使用に反します。
  • **「飲酒の注意は薬を飲む前だけ」と限定しないこと。**この問題では、服用期間中の飲酒を避ける説明が問われています。

補足コラム

解熱鎮痛薬の連用により、頭痛が常態化することがあります。また、薬を使うと痛みが治まるものの、しばらくすると再発して常に薬が手放せないような場合には、薬物依存が形成されている可能性も考えられます。販売時には、使用状況や症状の経過にも注意を向けることが大切です。

FAQ

Q. 頭痛が起きる前に飲むのが適切でないのはなぜですか?
A. 手引きでは、解熱鎮痛薬の予防的な使用は適切でないとされています。症状が現れた後、軽いうちに使用することとの違いを押さえましょう。
Q. 頭痛が頻繁に起きる場合も、一般用医薬品での対応だけを続ければよいですか?
A. 頭痛が頻繁に出現して長く続く場合や、一般用医薬品を使用しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えている可能性があります。薬剤師や医師への相談につなげる知識が必要です。

関連キーワード: 解熱鎮痛薬、月経痛、頭痛、アセトアミノフェン、肝機能障害、用法・用量
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