戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問28


問題文

眠気防止薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 小児用の眠気防止薬はない。 b かぜ薬を使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を使用することは適切ではない。 c カフェインには、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制作用がある。 d 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして20mg、1日摂取量はカフェインとして50mgが上限とされている。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正

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眠気防止薬とカフェイン【登録販売者解説】

正解の理由

小児用の眠気防止薬はなく、カフェインは利尿作用をもち、上限量は1回200mg・1日500mgです。
組合せは 2 です。各記述は、a・b・cが正しく、dが誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和6年4月一部改訂)第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を防ぐ薬」です。

解法ステップ

  1. 「小児用はない」は、眠気防止薬の対象者に関する記述として確認します。
  2. bは「かぜ薬による眠気を、眠気防止薬で抑える」という併用が適切かを見ます。
  3. cはカフェインの腎臓への作用、つまりナトリウムイオンの再吸収を抑える作用かどうかを確認します。
  4. dは、数字を手引きの上限量と照らします。ここが正誤を分けるポイントです。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しいです。 小児の発育には睡眠が重要であるため、小児用の眠気防止薬はありません。
  • b:正しいです。 かぜ薬などを使ったことによる眠気を抑える目的で、眠気防止薬を使うのは適切ではありません。眠気を催す成分を含まない医薬品を選ぶべきであり、成分の重複を避けるためにも併用は避けます。
  • c:正しいです。 カフェインには、腎臓でナトリウムイオンと水分の再吸収を抑える作用があります。その結果、尿量が増える利尿作用が生じます。
  • d:誤りです。
    × 1回20mg・1日50mg → ○ 1回200mg・1日500mg
    問題文は、上限量の数字をそれぞれ10分の1にしています。
選択肢ごとの照合は次のとおりです。
  • 1:bを誤、dを正としていますが、bは正しく、dは誤りです。
  • 3:cを誤としていますが、cは正しいです。
  • 4:aを誤、cを誤、dを正としていますが、a・cは正しく、dは誤りです。
  • 5:aを誤、bを誤、dを正としていますが、a・bは正しく、dは誤りです。

よくある誤解

  • dのように、上限量の数字を小さく書き換えるひっかけがあります。カフェインの上限は「1回200mg・1日500mg」と、数字をセットで覚えましょう。
  • 「カフェインは眠気を抑えるから、かぜ薬による眠気にも使える」と考えるのは誤りです。かぜ薬などによる眠気を、眠気防止薬で抑える使い方は適切ではありません。
  • 「眠気防止薬は大人向けの商品があるから、小児用もある」とは限りません。手引きでは、小児用の眠気防止薬はないとされています。

補足コラム

眠気防止薬の主な有効成分であるカフェインは、脳に軽い興奮状態を起こし、一時的に眠気や倦怠感(けんたいかん)を抑えます。一方で、摂りすぎると中枢神経系(脳や脊髄など)や循環器系への作用が強く現れるおそれがあります。コーヒーやお茶、ほかの医薬品に含まれるカフェインとの重複にも注意が必要です。

FAQ

Q. 眠気防止薬を使えば、睡眠不足による疲労を解消できますか?
A. いいえ。眠気防止薬は一時的に眠気や倦怠感を抑えるもので、疲労を解消したり、睡眠を不要にしたりするものではありません。
Q. 眠気防止薬に含まれるカフェインだけを上限量の計算対象にすればよいですか?
A. いいえ。食品やほかの医薬品にもカフェインが含まれることがあります。眠気防止薬と同時に摂ると過量になるおそれがあります。

関連キーワード: 眠気防止薬、カフェイン、利尿作用、ナトリウムイオン、併用注意
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