登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問30
問題文
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを選べ。
体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。
選択肢
1:柴胡加竜骨牡蛎湯
2:桂枝加芍薬湯
3:小建中湯(正解)
4:抑肝散
5:白虎加人参湯
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小建中湯の適応【登録販売者解説】
正解の理由
小建中湯(しょうけんちゅうとう)=体力虚弱で疲れやすく、腹痛や冷えなどを伴う小児の症状に用いる処方です。
この記述に合うのは3の小建中湯です。体力の区分は「体力虚弱」で、疲労しやすいこと、腹痛、血色がすぐれないこと、手足のほてりや冷えなどが手がかりです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤です。
この記述に合うのは3の小建中湯です。体力の区分は「体力虚弱」で、疲労しやすいこと、腹痛、血色がすぐれないこと、手足のほてりや冷えなどが手がかりです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤です。
解法ステップ
- まず「体力虚弱で疲労しやすく、腹痛がある」に注目します。
- 次に「手足のほてり・冷え」「ねあせ」「頻尿・多尿」など、症状の組合せを確認します。
- 最後に「小児虚弱体質」「小児夜尿症」「夜なき」まで含む処方を選びます。この一連の記述が小建中湯の適応と一致します。
選択肢別の誤答解説
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1 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体力中等度以上で、精神不安があり、動悸・不眠・便秘などを伴う場合に用いられる処方です。小児夜なきにも用いられますが、設問の「体力虚弱」「腹痛」「小児夜尿症」などを含む症状の組合せとは異なります。 -
2 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
小建中湯と名前が似ていますが、処方名が似ていることだけでは選べません。設問にある症状の一連の記述と一致するのは、小建中湯です。 -
3 小建中湯
体力虚弱で疲れやすく、腹痛があり、冷えやねあせなどを伴う場合に用いられます。小児虚弱体質、小児夜尿症、夜なきも適応に挙げられており、設問の記述と一致します。 -
4 抑肝散(よくかんさん)
神経過敏やイライラなどに関連する処方で、小児夜なきにも用いられます。一方、設問の「腹痛」「頻尿・多尿」などを含む体力虚弱の症状の組合せは、小建中湯の特徴です。 -
5 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
体力中等度以上で、熱感と口渇(こうかつ:のどの渇き)が強い場合に用いられます。体力虚弱で腹痛や冷えなどがあるという設問の内容とは合いません。
よくある誤解
- 「小児夜なき」という言葉だけで処方を決めてしまうことがあります。複数の漢方処方製剤が小児夜なきに用いられるため、体力の区分やほかの症状も確認します。
- 「桂枝加」という共通の文字があるため、桂枝加芍薬湯と小建中湯を混同しがちです。処方名の一部ではなく、適応の症状全体で見分けます。
- 「腹痛」だけに注目し、体力の区分や冷え、ねあせなどを見落とすことがあります。設問では複数の特徴が小建中湯に結びついています。
補足コラム
似た症状が出てきても、体力の区分と特徴的な症状をセットで確認しましょう。
- 小建中湯:体力虚弱。疲れやすく、腹痛や冷えなどを伴う。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯:体力中等度以上。精神不安、動悸、不眠、便秘などを伴う。
- 白虎加人参湯:体力中等度以上。熱感と口渇が強い。
小児夜なきのように複数の処方に共通する適応だけでなく、ほかの症状も含めて選ぶことがポイントです。
FAQ
Q. 小児夜なきに用いられる漢方処方製剤は、小建中湯だけですか?
A. いいえ。手引きには、小建中湯のほかにも小児夜なきに用いられる処方が記載されています。問題では、小児夜なき以外の症状や体力の区分も合わせて判断します。
A. いいえ。手引きには、小建中湯のほかにも小児夜なきに用いられる処方が記載されています。問題では、小児夜なき以外の症状や体力の区分も合わせて判断します。
関連キーワード: 小建中湯、体力虚弱、小児夜尿症、漢方処方製剤、体力の区分

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