登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問31
問題文
ジヒドロコデインリン酸塩に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 使用するにあたっては、12歳以上であることの確認が必要である。
b 母乳への移行が少ないことから、授乳中であっても服用することができる。
c 長期連用や大量摂取によって多幸感等が現れることがあり、依存性がある。
d 延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑える。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
🔒 解説は解答すると表示されます
ジヒドロコデインリン酸塩【登録販売者解説】
正解の理由
ジヒドロコデインリン酸塩は、咳を抑える一方、依存性があり、授乳中の使用にも注意が必要です。
正しい組合せは2です。記述は a:正、b:誤、c:正、d:正 です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「咳止め・痰を出しやすくする薬」が根拠です。
解法ステップ
- aの「12歳以上」と、12歳未満の小児には使用しないという注意を照らし合わせます。
- bの「母乳への移行が少ない」に注目します。乳児への影響について報告があるため、「授乳中でも服用できる」とは判断できません。
- cの「長期連用や大量摂取」「多幸感」「依存性」は、依存性のある成分についての記述です。
- dの「延髄の咳嗽(がいそう)中枢」は、ジヒドロコデインリン酸塩が咳を抑える作用点です。以上を組み合わせると2に絞れます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 コデイン類を含む医薬品は、12歳未満の小児に使用しないよう注意喚起されています。そのため、使用にあたって12歳以上であることを確認する、という記述は正しいです。
- b:誤りです。
× 授乳中であっても服用することができる → ○ 授乳中の人は服用しないか、授乳を避ける必要がある
母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒が生じたとの報告があります。「移行が少ないから問題ない」とはできません。 - c:正しいです。 ジヒドロコデインリン酸塩には依存性があります。長期連用や大量摂取により、多幸感などが現れることがあるという記述も正しいです。
- d:正しいです。 延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えます。延髄は脳の一部で、咳などの反射にも関わります。
よくある誤解
- 「母乳への移行が少ない」と書かれていても、安全に服用できるとは限りません。この成分では、乳児にモルヒネ中毒が生じた報告が判断のポイントです。
- 「12歳以上の確認が必要」は、12歳以上なら誰でも自由に使用できるという意味ではありません。設問では、12歳未満への注意と年齢確認を結び付けて考えます。
- 咳を抑える作用と依存性は、別々の特徴です。「咳に効く成分だから依存性はない」と考えないようにしましょう。
補足コラム
ジヒドロコデインリン酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用する鎮咳成分です。また、胃腸の運動を低下させる作用もあり、副作用として便秘が現れることがあります。作用だけでなく、依存性や副作用も合わせて押さえましょう。
FAQ
「依存性がある」とは、どのような点に注意することですか?
長期連用や大量摂取につながらないよう、過量服用や長期連用を避ける必要がある成分です。手引きでは、コデイン類を含む医薬品について、乱用事例にも注意を促しています。
長期連用や大量摂取につながらないよう、過量服用や長期連用を避ける必要がある成分です。手引きでは、コデイン類を含む医薬品について、乱用事例にも注意を促しています。
母乳への移行があれば、どの成分も授乳中に服用できないのですか?
成分によって注意点は異なります。この問題では、ジヒドロコデインリン酸塩について乳児のモルヒネ中毒の報告があることがポイントです。
成分によって注意点は異なります。この問題では、ジヒドロコデインリン酸塩について乳児のモルヒネ中毒の報告があることがポイントです。
関連キーワード: 鎮咳成分、延髄、咳嗽中枢、依存性、授乳中の注意、コデイン類

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
