戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問37


問題文

瀉下薬又は浣腸薬の購入者に対する登録販売者の説明について、不適切なものの組合せを選べ。
a 複数の瀉下薬を同時に使用しないよう説明した。 b センノシドが配合された瀉下薬を服用する際には、授乳を控えるように説明した。 c ビサコジルが配合された瀉下薬は、服用後すぐに効果があることが多いため、起床時に服用するよう説明した。 d グリセリンが配合された浣腸薬について、繰り返し使用することで効果が強くなると説明した。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)

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瀉下薬(しゃげやく)・浣腸薬(かんちょうやく)の使用説明【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:大腸刺激性瀉下薬は服用後すぐには効かず、浣腸薬は繰り返すと効果が弱くなります。
不適切な組合せは5(c、d)です。a、bは適切な説明で、c、dは不適切な説明です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の瀉下薬・浣腸薬に関する項目です。
  • a:適切
  • b:適切
  • c:不適切
  • d:不適切

解法ステップ

  1. **「複数の瀉下薬を同時に使用しない」**というaは、手引きにある注意と一致します。
  2. センノシドと授乳については、成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を起こすおそれがあるため、bも適切です。
  3. **「服用後すぐに効果」「起床時に服用」**というcは、手引きの「服用から数時間後に効果があるものが多い」「就寝前に服用」と食い違います。
  4. **「繰り返し使用すると効果が強くなる」**というdも、浣腸薬は繰り返すと直腸の感受性が低下し、効果が弱くなるため不適切です。したがって、c・dを含む5に絞れます。
組合せを確認すると、1(a・b)は不適切な記述であるc・dを含まず、2(a・c)はaを含みdを含まず、3(b・c)はbを含みdを含まず、4(b・d)はbを含みcを含みません。

選択肢別の誤答解説

a 複数の瀉下薬を同時に使用しないよう説明した。
適切な説明です。複数の瀉下薬を併用すると、激しい腹痛を伴う下痢や、下痢による脱水状態を起こすおそれがあります。
b センノシドが配合された瀉下薬の服用中は、授乳を控えるよう説明した。
適切な説明です。センノシドなどの成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を起こすおそれがあるためです。
c ビサコジル配合薬は服用後すぐに効くことが多いため、起床時に服用するよう説明した。
不適切です。大腸刺激性瀉下成分を含む薬は、服用から数時間後に効果が現れるものが多く、手引きでは就寝前に服用して起床時の効果を期待する説明が示されています。「すぐに効く」と「起床時に服用」の両方が誤りです。
d グリセリン配合の浣腸薬は、繰り返し使うと効果が強くなると説明した。
不適切です。浣腸薬を繰り返し使うと、直腸の感受性が低下して、効果が弱くなることがあります。連用は避け、使用は一時的なものにとどめるのが基本です。

よくある誤解

  • 「すぐ効く」と「数時間後に効く」の取り違えに注意します。大腸刺激性瀉下薬は、すぐに効果が出るとは限りません。
  • 「繰り返すほど効果が強まる」と考えないことが大切です。浣腸薬では、繰り返すことで慣れが生じ、効果が弱くなることがあります。
  • 「授乳中の注意」と「複数の瀉下薬の併用禁止」を混同しないようにします。前者は成分の乳汁移行、後者は下痢や脱水などの健康被害を防ぐための注意です。

補足コラム

大腸刺激性瀉下成分を含む薬を毎日漫然と使い続けると、腸の動きが緩慢になり、薬の量を増やさないと効果が出にくくなることがあります。手引きでは、毎日の排便が滞る場合、大腸刺激性瀉下成分だけに頼らず、無機塩類や膨潤性瀉下成分、整腸成分、食物繊維なども挙げています。

FAQ

センノシドの授乳中の注意と、妊娠中の注意は同じ理由ですか?
同じではありません。授乳中は成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を起こすおそれがあるためです。一方、妊娠中は大腸刺激によって流産・早産を誘発するおそれがあるため、使用を避けるべきとされています。

関連キーワード: 瀉下薬、浣腸薬、大腸刺激性瀉下成分、センノシド、ビサコジル、グリセリン、授乳中の注意
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