登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問39
問題文
一般用医薬品の強心薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a ゴオウは強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。
b ユウタンは苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。
c センソが配合された内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがある。
d シンジュは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正
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強心薬の生薬成分【登録販売者解説】
正解の理由
ゴオウ・ユウタン・センソの作用と、シンジュとリュウノウの取り違えに注意します。
正しい組合せは1です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「強心薬」です。
解法ステップ
- ゴオウの「末梢血管の拡張」「興奮を静める」は、強心作用以外の働きとして示されているか確認します。
- ユウタンは「苦味による健胃作用」に加え、「消化補助成分」にもなるかを見ます。
- センソは、内服固形製剤を噛み砕いた場合の注意に注目します。
- 「中枢神経系の刺激による気つけ」はシンジュではなく、どの生薬の説明かを確かめます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
ゴオウには強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下や、興奮を静める作用があるとされています。 -
b 正しい
ユウタンは、苦味による健胃作用を期待して用いられます。また、消化補助成分として配合される場合もあります。 -
c 正しい
センソには局所麻酔作用があります。そのため、センソ配合の丸薬や錠剤などを口中で噛み砕くと、舌などが麻痺することがあります。 -
d 誤り
× シンジュ=中枢神経系の刺激による気つけ → ○ リュウノウ=中枢神経系の刺激による気つけ
シンジュは鎮静作用などを期待して用いられます。気つけの効果を期待して用いられるのはリュウノウです。
組合せの確認
- 選択肢2は「a正・b正・c誤・d正」です。cは正しく、dは誤りなので、c・dが合いません。
- 選択肢3は「a正・b誤・c正・d正」です。bは正しく、dは誤りなので、b・dが合いません。
- 選択肢4は「a誤・b正・c正・d正」です。aは正しく、dは誤りなので、a・dが合いません。
- 選択肢5は「a正・b正・c正・d正」です。dは誤りなので、dが合いません。
よくある誤解
- 「気つけ」と「鎮静」を同じ生薬の作用だと思い込まないようにします。気つけはリュウノウ、鎮静作用はシンジュの見分ける手がかりです。
- センソの注意は「口中で噛み砕くこと」です。内服固形製剤を噛まずに服用するという点も押さえましょう。
- ユウタンは健胃作用だけでなく、消化補助成分としても配合される場合があります。「健胃作用のみ」と限定しないようにします。
補足コラム
「気つけ」とは、心臓の働きの低下による一時的なめまいや立ちくらみなどに対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させたりする効果のことです。強心薬では、成分名だけでなく、強心・鎮静・気つけなどの目的を分けて覚えると整理しやすくなります。
FAQ
Q. ゴオウは強心成分以外の目的でも配合されますか?
A. はい。手引きでは、ゴオウは小児五疳薬や滋養強壮保健薬などにも配合される場合があるとされています。
A. はい。手引きでは、ゴオウは小児五疳薬や滋養強壮保健薬などにも配合される場合があるとされています。
関連キーワード: 強心薬、ゴオウ、ユウタン、センソ、シンジュ、リュウノウ、気つけ

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