登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問50
問題文
外皮用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a ケトプロフェンが配合された外皮用薬は、使用している間だけでなく使用後も当分の間、塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある。
b 創傷面に薄い皮膜を形成して保護することを目的として、ピロキシリン(ニトロセルロース)が用いられる場合がある。
c イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
d 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
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外皮用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ケトプロフェンは紫外線を避ける、ピロキシリンは皮膜を作る、イオウはケラチンを変質させる、尿素は保湿する成分です。
すべての記述が正しいため、正しい組合せは5です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の外皮用薬の配合成分に関する項目です。
解法ステップ
- aでは「使用中」だけでなく「使用後も当分の間」という紫外線対策の範囲を確認します。
- bでは、ピロキシリンの目的が「創傷面に薄い皮膜を作ること」かを見ます。
- cはイオウの作用機序、dは尿素の保湿作用に注目します。
- a〜dがすべて正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。 ケトプロフェン配合の外皮用薬では、使用中だけでなく、使用後も当分の間、塗布部を紫外線に当てないようにします。紫外線によって、使用後しばらくしてから重い光線過敏症が現れることがあるためです。aを誤りとする4は適切ではありません。
-
b:正しいです。 ピロキシリン(ニトロセルロース)は、創傷面に薄い皮膜を形成して保護する目的で用いられることがあります。bを誤りとする3は適切ではありません。
-
c:正しいです。 イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させ、角質軟化作用を示します。さらに、抗菌作用や抗真菌作用も期待されます。cを誤りとする2は適切ではありません。
-
d:正しいです。 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する目的で用いられます。dを誤りとする1は適切ではありません。
よくある誤解
- ケトプロフェンの紫外線対策を「使用中だけ」と考えがちです。問題文の「使用後も当分の間」を見落とさないようにします。
- イオウの作用を、ケラチンを「溶解する」と取り違えないようにします。ここで問われているのは、ケラチンを変質させる作用です。
- 尿素を角質軟化成分とだけ捉え、保湿成分としての目的を見落とすことがあります。この問題では、角質層の水分保持量を高める働きが問われています。
補足コラム
ピロキシリンと酸化亜鉛は、どちらも皮膚を保護する皮膜に関係する成分です。ただし、手引きでは、ピロキシリンは創傷面に薄い皮膜を形成する目的、酸化亜鉛は患部のタンパク質と結合して皮膜を形成する作用として説明されています。
FAQ
光線過敏症とは、どのような反応ですか?
紫外線に当たることで、皮膚に異常な反応が起こることです。ケトプロフェンでは、使用後しばらくしてから現れる場合もあります。
紫外線に当たることで、皮膚に異常な反応が起こることです。ケトプロフェンでは、使用後しばらくしてから現れる場合もあります。
関連キーワード: ケトプロフェン、ピロキシリン、イオウ、尿素、光線過敏症、角質軟化作用、保湿成分

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