登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問68
問題文
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 外皮系は、皮膚、皮膚腺、角質の総称である。
b 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものであるが、毛の色についてはメラニン色素の量による影響を受けない。
c ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
d 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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皮膚と外皮系の構造【登録販売者解説】
正解の理由
外皮系の構成、メラニンの働き、皮膚表面の微生物、汗腺の種類を区別します。
正しい組合せは1です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「外皮系」「皮膚」です。
解法ステップ
- aは「皮膚・皮膚腺・角質」という外皮系の構成を確認します。
- bは「毛の色」と「メラニン色素の量」の関係に注目します。「影響を受けない」は要確認です。
- cは、皮膚表面にいる微生物が病原菌の繁殖を抑えるという内容を確認します。
- dは「体臭腺」がエクリン腺かアポクリン腺かを見分け、組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 外皮系は、身体を覆う皮膚と、汗腺・皮脂腺・乳腺などの皮膚腺、爪や毛などの角質を含む総称です。
- b 誤りです。 × 毛の色はメラニン色素の量による影響を受けない → ○ 毛の色はメラニン色素の量によって決まります。皮膚の色だけでなく、毛の色にもメラニン色素が関係します。
- c 正しいです。 皮膚表面に存在する微生物は、病原菌の繁殖を抑えています。皮膚表面の微生物のバランスが崩れたり、皮膚の組織が損傷したりすると、病原菌が繁殖・侵入しやすくなります。
- d 誤りです。 × エクリン腺は体臭腺である → ○ アポクリン腺は体臭腺です。汗はエクリン腺から分泌されます。
選択肢の組合せを照らすと、選択肢2はd、選択肢3はb・c、選択肢4はa・b・d、選択肢5はa・b・c・dの正誤が、正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 「毛の色はメラニンと無関係」と考える:毛の色も、毛母細胞に渡されるメラニン色素の量で決まります。
- 「汗腺の種類と役割」を取り違える:体臭腺はアポクリン腺です。汗を分泌するのはエクリン腺です。
- 外皮系を皮膚だけの総称と考える:皮膚だけでなく、皮膚腺や爪・毛などの角質も含みます。
補足コラム
汗腺は、分布の違いも一緒に覚えると整理しやすいです。
- アポクリン腺:腋窩(えきか。わきの下)など、毛根部に分布する体臭腺です。
- エクリン腺:全身に分布し、手のひらなど毛根がないところにもあります。汗を分泌します。
FAQ
皮膚表面の微生物は、いつも病原菌なのでしょうか?
いいえ。皮膚表面には一定の微生物が存在し、そのバランスが保たれることで、病原菌の繁殖が抑えられています。
いいえ。皮膚表面には一定の微生物が存在し、そのバランスが保たれることで、病原菌の繁殖が抑えられています。
関連キーワード: 外皮系、メラニン色素、皮膚常在微生物、エクリン腺、アポクリン腺

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