戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問78


問題文

呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。 b 間質性肺炎を発症すると、体内は低酸素状態となり、呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。 c 医薬品を原因とする喘息は、内服薬にのみ生じ、坐薬や外用薬では誘発されない。 d 合併症を起こさない限り、喘息の原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、症状は寛解する。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)

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間質性肺炎と医薬品誘発喘息【登録販売者解説】

正解の理由

間質性肺炎は肺の「間質」の炎症、医薬品による喘息は使用経路を問わず起こり得ます。
4の「b、d」の組合せが正しいです。bは正しく、dも正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「呼吸器系に現れる副作用」です。

解法ステップ

  1. aの「細菌に感染」と、間質性肺炎の説明を結び付けてよいか確認します。
  2. bでは、低酸素状態と呼吸困難・空咳・発熱などの症状が述べられている点に注目します。
  3. cの「内服薬にのみ」という限定が正しいか確認します。
  4. dの「有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する」という記述を確認し、正しいb・dの組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a:誤り
    × 気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたもの → ○ 肺胞と毛細血管を取り囲んで支える組織(間質)が炎症を起こしたもの
    細菌感染による炎症は通常の肺炎の説明です。間質性肺炎では、肺胞と毛細血管の間のガス交換が低下し、体内が低酸素状態になることがあります。aを含む組合せは誤りです。
  • b:正しい
    間質性肺炎では、呼吸困難、痰の出ない空咳、発熱などが現れることがあります。肺で酸素を血液に取り込みにくくなるため、低酸素状態につながります。bを含むことは、正しい組合せを選ぶうえでの手がかりです。
  • c:誤り
    × 内服薬にのみ生じる → ○ 内服薬のほか、坐薬や外用薬でも誘発されることがある
    「のみ」が誤りです。医薬品を原因とする喘息は、飲み薬だけでなく、坐薬や外用薬でも起こることがあります。cを含む組合せは誤りです。
  • d:正しい
    合併症を起こさない限り、喘息の原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、症状は寛解します。したがって、b・dを含む組合せが正解です。

よくある誤解

  • 「細菌による肺炎」と「間質性肺炎」を同じものと考える誤りがあります。細菌感染による炎症と、肺の間質の炎症は区別します。
  • 「内服薬にのみ」という断定に引っ張られやすい点に注意します。手引きでは、坐薬や外用薬でも誘発されることがあるとされています。
  • 間質性肺炎では発熱が必ず起こると思いがちですが、必ずしも発熱を伴うとは限りません。

補足コラム

通常の肺炎では、気管支や肺胞が細菌に感染して炎症を起こすことがあります。一方、間質性肺炎では、肺胞と毛細血管を支える間質が炎症を起こします。名前が似ていても、炎症が起きる場所が異なる点を押さえましょう。

FAQ

Q. 間質性肺炎の症状は、医薬品を使い始めてすぐに現れますか?
A. 手引きでは、一般的に医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多いとされています。
Q. 間質性肺炎では、発熱がないと考えてよいですか?
A. 発熱を伴うことがありますが、必ず伴うわけではありません。発熱の有無だけで決めつけないことが大切です。

関連キーワード: 間質性肺炎、喘息、空咳、低酸素状態、坐薬、外用薬
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