登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問80
問題文
泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 副交感神経系の機能を亢進する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくくなる。
b 医薬品による排尿困難や尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある男性にのみ現れる。
c 医薬品による排尿困難や尿閉等の症状が現れた場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善することが多い。
d 尿の回数増加、排尿時の疼痛、残尿感等の膀胱炎様症状が現れることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
泌尿器系の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
副交感神経系の抑制で排尿しにくくなり、原因薬の中止で改善することが多いです。膀胱炎様症状も現れます。
正しい組合せは4です。a・bは誤り、c・dは正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系に現れる副作用」です。
正しい組合せは4です。a・bは誤り、c・dは正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系に現れる副作用」です。
解法ステップ
- aは「副交感神経系を亢進」と「排尿筋の収縮抑制」の組合せに注目します。手引きでは、副交感神経系を抑制する作用が、排尿筋の収縮を抑えます。
- bは「男性にのみ」という限定表現を確認します。排尿困難や尿閉は、前立腺肥大などの基礎疾患がない人や女性にも現れることがあります。
- cの「中止により速やかに改善することが多い」と、dの「頻尿・排尿時の痛み・残尿感」は手引きの記述に合います。
- a・bが誤り、c・dが正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a
× 副交感神経系の機能を「亢進」→ ○「抑制」
副交感神経系を抑制する作用がある成分では、膀胱の排尿筋の収縮が抑えられ、尿が出にくくなることがあります。問題文は神経の働きを逆にしています。 -
b
×「前立腺肥大の基礎疾患がある男性にのみ」→ ○「基礎疾患がない人や女性にも現れることがある」
排尿困難や尿閉は、前立腺肥大などがある男性だけに起こるわけではありません。「のみ」と対象を限定している点が誤りです。 -
c
正しい記述です。原因と考えられる医薬品の使用を中止すると、多くの場合、症状は速やかに改善します。ただし、医療機関での処置が必要となる場合もあります。 -
d
正しい記述です。医薬品の副作用として、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の痛み、残尿感などの膀胱炎様症状が現れることがあります。
よくある誤解
- 排尿困難は、前立腺肥大のある男性だけに起こると思い込むことがあります。手引きでは、女性や基礎疾患がない人にも起こりうるとされています。
- 副交感神経系の「亢進」と「抑制」を取り違えると、排尿筋への作用も逆に覚えてしまいます。
- 「中止すれば必ず治る」と読み替えるのも誤りです。手引きの表現は「多くの場合、速やかに改善する」です。
補足コラム
副交感神経系は、膀胱の排尿筋を収縮させて排尿を促す働きがあります。そのため、この働きを抑える成分では、排尿筋の収縮が抑制されて尿が出にくくなることがあります。
排尿困難や尿閉が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止します。症状によっては医師の診療が必要です。
排尿困難や尿閉が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止します。症状によっては医師の診療が必要です。
FAQ
尿閉とは、どのような状態ですか?
尿意があるのに尿がまったく出なくなる状態です。排尿困難が進行して起こることがあります。
尿意があるのに尿がまったく出なくなる状態です。排尿困難が進行して起こることがあります。
膀胱炎様症状が現れた場合も、原因薬を中止しますか?
手引きでは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要とされています。
手引きでは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要とされています。
関連キーワード: 排尿困難、尿閉、副交感神経系、排尿筋、膀胱炎様症状

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
