登録販売者 2024年 奈良・関西広域連合・福井 問85
問題文
毒薬、劇薬及び生物由来製品に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 毒薬については、それを収める直接の容器又は被包に、赤地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
b 店舗管理者が薬剤師である場合に限り、店舗販売業者は毒薬又は劇薬を開封販売することができる。
c 生物由来製品には、植物に由来するもののみを原料又は材料として製造されるものもある。
d 現在のところ、生物由来製品として指定された一般用医薬品はない。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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毒薬等の表示・開封販売と生物由来製品【登録販売者解説】
正解の理由
毒薬の表示は黒地、生物由来製品の原料は植物を除く生物です。
正しい記述はb・dで、組合せは4です。a・cは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第4章「毒薬・劇薬」「生物由来製品」です。
正しい記述はb・dで、組合せは4です。a・cは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和6年4月一部改訂)」第4章「毒薬・劇薬」「生物由来製品」です。
解法ステップ
- aは、毒薬の表示の色を確認します。「赤地」ではなく、毒薬の表示に定められた色が使われているかを見ます。
- bは、店舗管理者の資格と開封販売の条件に注目します。「薬剤師である場合に限り」という条件が合っているかを確認します。
- cは、生物由来製品の定義に「植物」が含まれるかを確認します。
- dは、一般用医薬品の中に、生物由来製品として指定されたものがあるかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
× 赤地に白枠、白字 → ○ 黒地に白枠、白字
毒薬は、直接の容器または直接の被包に、品名と「毒」の文字を黒地に白枠、白字で表示します。劇薬の表示は白地に赤枠、赤字です。 -
b:正しい
店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者は、毒薬または劇薬を開封して販売できます。薬剤師以外が店舗管理者である店舗販売業者は、開封して販売できません。なお、開封販売が認められる場合には、薬剤師を管理者とする卸売販売業者もあります。 -
c:誤り
× 植物に由来するもののみ → ○ 人その他の生物(植物を除く。)に由来するもの
生物由来製品の定義では、原料や材料の由来となる生物から植物を除いています。そのため、植物に由来するもののみを原料・材料とする製品は、生物由来製品の定義に当たりません。 -
d:正しい
現在、生物由来製品として指定された一般用医薬品はありません。ただし、一般用医薬品に生物由来の原材料が使われている場合はあります。「生物由来の原材料を使用していること」と「生物由来製品に指定されていること」は別です。
選択肢ごとの組合せも確認しましょう。
- 1(a、b):正しいbを含みますが、誤りのaを含み、正しいdを含みません。
- 2(a、c):a・cはいずれも誤りです。正しいb・dを含みません。
- 3(b、c):正しいbを含みますが、誤りのcを含み、正しいdを含みません。
- 4(b、d):正しいb・dの組合せです。
- 5(c、d):正しいdを含みますが、誤りのcを含み、正しいbを含みません。
よくある誤解
- 毒薬と劇薬の表示色を入れ替えるひっかけに注意しましょう。毒薬は黒地、劇薬は白地に赤枠・赤字です。
- 「生物由来」という言葉から植物も含むと思いがちですが、この定義では植物を除くとされています。
- 生物由来の原材料を使っていることだけで、生物由来製品に指定されるとは限りません。一般用医薬品にも生物由来の原材料が使われることはあります。
補足コラム
毒薬・劇薬の表示は、色と表示文字をセットで整理しましょう。
- 毒薬:黒地に白枠、白字。「毒」
- 劇薬:白地に赤枠、赤字。「劇」
また、生物由来製品は、生物由来の原材料を使っているかだけで決まるのではなく、保健衛生上特別の注意を要するものとして指定される制度上の区分です。
FAQ
毒薬・劇薬と生物由来製品は、同じ基準で分類されますか?
いいえ。毒薬・劇薬は毒性や劇性に着目した区分で、生物由来製品は生物由来の原材料と感染症の発生リスクなどに着目した区分です。別々の基準で定められています。
いいえ。毒薬・劇薬は毒性や劇性に着目した区分で、生物由来製品は生物由来の原材料と感染症の発生リスクなどに着目した区分です。別々の基準で定められています。
関連キーワード: 毒薬、劇薬、開封販売、生物由来製品、直接の容器、直接の被包

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