戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 中国・四国 問100


問題文

妊娠検査薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 妊娠検査薬は、通常、実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)濃度を検出感度としている。 b 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨される。 c 尿中hCGの検出反応は、hCGと非特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応である。 d 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していてもhCGが分泌されず、検査結果が陰性となることがある。

選択肢

1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(c、d)

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妊娠検査薬の検出感度【登録販売者解説】

正解の理由

妊娠検査薬は、尿中のhCGを調べ、妊娠成立後およそ4週目の濃度を検出感度とします。
1は、a・bがともに正しい組み合わせです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の妊娠検査薬に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「妊娠成立後4週目前後」と「検出感度」が、手引きの説明と一致するかを確認します。
  2. bの「月経予定日を過ぎて概ね1週目以降」が、推奨される検査時期かを見ます。
  3. cは「非特異的」という言葉に注目します。妊娠検査薬は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を使います。
  4. dは、妊娠成立後にhCGがどの細胞から分泌されるかという基本を確認し、a・bの組み合わせである1を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    妊娠が成立すると、胎児を取り巻く絨毛(じゅうもう)細胞からhCGが分泌され、尿中にも検出されるようになります。妊娠検査薬は、通常、妊娠成立後4週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としています。
  • b 正しい
    一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されています。それより早い時期では、妊娠していても尿中hCGが検出感度に達しておらず、陰性になる可能性があります。
  • c 誤り
    ×「非特異的に反応する」→ ○「特異的に反応する」
    妊娠検査薬は、尿中hCGを調べるため、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用います。「非特異的」は、検査対象ではない物質にも反応することを指します。
  • d 誤り
    妊娠成立後は、絨毛細胞からhCGが分泌され始めます。「絨毛細胞が腫瘍化すると、妊娠していてもhCGが分泌されず陰性になる」という説明は、手引きに示されているhCGの分泌の説明と合いません。
組み合わせでは、2はa・cでcを含み、bを含まないため誤りです。3はa・dでdを含み、bを含まないため誤りです。4はb・cでcを含み、aを含まないため誤りです。5はc・dを含み、a・bを含まないため誤りです。

よくある誤解

  • 「妊娠成立後4週目」は、検査を推奨する時期そのものではなく、通常の検出感度の目安です。検査の推奨時期は、月経予定日を過ぎて概ね1週目以降です。
  • 「特異的」と「非特異的」を逆にしないよう注意します。妊娠検査薬は、検査対象のhCGと特異的に反応します。
  • 陰性の結果だけで、妊娠していないと断定できるわけではありません。検査時期が早い場合などには、偽陰性となることがあります。

補足コラム

検査対象が存在するのに、濃度が検出感度以下などの理由で陰性となることを「偽陰性」といいます。一方、検査対象が存在しないのに、検査対象外の物質との反応などで陽性となることを「偽陽性」といいます。妊娠検査薬は妊娠の早期判定を補助するもので、検査結果だけで妊娠の確定や正常な妊娠かどうかの判定はできません。

FAQ

Q. 妊娠検査薬で分かるのは何ですか?
A. 尿中にhCGがあるかどうかです。妊娠の確定診断には、専門医による問診や超音波検査なども必要です。
Q. 尿中hCGは、どのように調べていますか?
A. hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いて検出します。検査薬の取扱いや検査を行う環境が適切でない場合、正確な結果が得られないことがあります。

関連キーワード: 妊娠検査薬、hCG、検出感度、特異的反応、偽陰性、偽陽性
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