登録販売者 2025年 中国・四国 問103
問題文
一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 「使用上の注意」は、枠囲い、文字の色やポイントを替えるなど他の記載事項と比べて目立つように記載されている。
b 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息等が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は「相談すること」として記載されている。
c 漢方処方製剤では、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載されている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。
d 一般用医薬品と医療用医薬品の併用については、医療機関で治療を受けている人が、治療のために処方された医薬品の使用を自己判断で控えることは適当でないため、「してはいけないこと」の項に記載されている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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添付文書の使用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
「使用上の注意」は目立つように記載され、漢方処方製剤の長期連用では専門家への相談が示されます。
正しい記述は a・c なので、組合せは 2 です。b は「相談すること」ではなく「使用しないこと」、d は「してはいけないこと」ではなく「相談すること」に関する記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の添付文書における各項目の記載です。
正しい記述は a・c なので、組合せは 2 です。b は「相談すること」ではなく「使用しないこと」、d は「してはいけないこと」ではなく「相談すること」に関する記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の添付文書における各項目の記載です。
解法ステップ
- 「枠囲い」「文字の色やポイントを替える」は、「使用上の注意」を目立たせる工夫として押さえます。
- 重篤な副作用が掲げられた医薬品については、アレルギーの既往歴がある人が「使用しないこと」なのか「相談すること」なのかを確認します。
- 漢方処方製剤の「長期連用」と、専門家への相談が結び付いているかを見ます。
- 医療用医薬品との併用では、処方薬を自己判断で控えないよう、「相談すること」の項に記載される点を確認します。
組合せで照合すると、a・bの選択肢は b を含み c を含まないため不適切です。b・cの選択肢も b を含み a を含みません。b・dの選択肢は b と d を含み、a と c を含みません。c・dの選択肢は d を含み a を含まないため、いずれも正しい組合せではありません。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。「使用上の注意」は、他の記載事項より目立つよう、枠で囲んだり文字の色やポイントを変えたりして記載されます。
-
b:誤りです。
×「相談すること」→ ○「使用しないこと」
ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)、中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)、喘息などの重篤な副作用が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は「使用しないこと」として記載されます。 -
**c:正しいです。**漢方処方製剤には、長期連用する場合に専門家へ相談する旨が記載されます。その記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるものです。
-
d:誤りです。
×「してはいけないこと」→ ○「相談すること」
医療機関で治療を受けている人が、処方された医療用医薬品の使用を自己判断で控えることは適当ではありません。そのため、医療用医薬品との併用に関する注意は「相談すること」の項に記載されます。
よくある誤解
- 重篤な副作用が示されている場合でも、アレルギーの既往歴がある人への記載は「相談すること」だと思い込まないようにしましょう。この問題では「使用しないこと」がポイントです。
- 医療機関で治療中の人に関する注意を、すべて「してはいけないこと」に分類しないようにしましょう。処方薬を自己判断で中断しないための注意は「相談すること」です。
- 「長期連用」と「短期の使用」の条件を逆にしないようにしましょう。長期連用する場合は専門家への相談が記載されます。
補足コラム
「してはいけないこと」は、守らないと症状の悪化や副作用、事故などにつながるため避けるべき事項です。一方、「相談すること」は、使用前や使用中に専門家へ相談する必要がある人や状況を示します。見出しの名前だけでなく、「何を避けるための注意か」を合わせて覚えると、分類を見分けやすくなります。
FAQ
「使用上の注意」には、必ず標識的なマークが付いていますか?
手引きでは、各項目の見出しに標識的なマークが付されていることが多いとされています。「必ず」と断定しないようにしましょう。
手引きでは、各項目の見出しに標識的なマークが付されていることが多いとされています。「必ず」と断定しないようにしましょう。
関連キーワード: 添付文書、使用上の注意、してはいけないこと、相談すること、漢方処方製剤の長期連用

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