戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 中国・四国 問22


問題文

小腸及び大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。 b 十二指腸は、胃から連なるC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。 c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。 d 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤

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小腸・大腸の構造と働き【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:十二指腸の腸液はトリプシノーゲンをトリプシンに変え、大腸の粘膜には絨毛がありません。
正しい組合せは3です。各記述は、aが正、bが正、cが誤、dが正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系に関する項目です。

解法ステップ

  1. aは「腸液」と「トリプシノーゲンがトリプシンになる」という関係を確認します。
  2. bは「十二指腸の形」と「膵液・胆汁の開口部」を見ます。
  3. cは「大腸の内壁に絨毛がある」という部分に注目します。大腸と小腸の違いを問うひっかけです。
  4. dは「大腸の腸内細菌」と「食物繊維の発酵分解」の組合せを確認し、a・b・dが正、cが誤の選択肢を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しいです。 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きにより、膵液中のトリプシノーゲンが、消化酵素であるトリプシンに変わります。
  • b 正しいです。 十二指腸は胃から続くC字型に彎曲(わんきょく)した部分です。膵管と胆管が開口し、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込みます。
  • c 誤りです。 ×「内壁粘膜に絨毛(じゅうもう)がある」→ ○「内壁粘膜に絨毛がない」。大腸は、盲腸(もうちょう)、虫垂(ちゅうすい)、結腸、直腸などからなる管状の臓器ですが、内壁に絨毛がない点で小腸と区別されます。
  • d 正しいです。 大腸には腸内細菌が多く存在し、食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解します。腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分は、大腸の粘膜上皮細胞の活動にも利用されます。
組合せの選択肢を照らすと、次のとおりです。
選択肢正しい組合せとの違い
1aを誤、dを誤としていますが、どちらも正しい記述です。
2aを誤、bを誤、cを正、dを誤としています。a・b・dは正しく、cは誤りです。
4aを誤、cを正としていますが、aは正しく、cは誤りです。
5bを誤、dを誤としていますが、どちらも正しい記述です。

よくある誤解

  • 「小腸に絨毛がある」から「大腸にもある」と考える誤りに注意しましょう。大腸は、内壁に絨毛がないことが特徴です。
  • 「大腸では消化がほとんど行われない」から「腸内細菌の働きもない」と考えるのは誤りです。腸内細菌は食物繊維を発酵分解します。
  • トリプシノーゲンとトリプシンを同じものとして扱う誤りにも注意しましょう。トリプシノーゲンは、腸管内で活性体のトリプシンに変わる前駆体です。

補足コラム

小腸は、消化と栄養分の吸収に重要な器官です。内壁の絨毛などで表面積を大きくし、吸収しやすい構造になっています。一方、大腸では水分や電解質が吸収され、便が形成されます。小腸と大腸は、絨毛の有無と主な働きを合わせて覚えると整理しやすくなります。

FAQ

Q. 大腸では、食物繊維は消化されないのですか?
A. 大腸では消化はほとんど行われませんが、腸内細菌が食物繊維を発酵分解します。「大腸での消化」と「腸内細菌による発酵分解」は分けて考えましょう。

関連キーワード: 十二指腸、トリプシノーゲン、トリプシン、絨毛、腸内細菌、食物繊維、発酵分解
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