登録販売者 2025年 中国・四国 問28
問題文
目に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶが、主に硝子体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。(正解)
2:結膜は、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜とを結ぶように覆って組織を保護している薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。
3:涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。
4:涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなるが、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。
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眼球の遠近調節【登録販売者解説】
正解の理由
遠近の焦点調節を行うのは、硝子体ではなく水晶体の厚みの変化です。
誤っているものは1です。第2章「人体の働きと医薬品」の「目の構造と機能」に関する問題です。『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』では、遠近の焦点調節は主に水晶体の厚みを変えることで行われるとされています。
解法ステップ
- 「遠近の焦点調節」に関わる部分を確認します。
- 「主に硝子体の厚みを変化」とある点に注目します。
- 焦点調節を行うのは水晶体だと分かれば、1が誤りだと判断できます。
選択肢別の誤答解説
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1:誤り
- × 主に硝子体の厚みを変化 → ○ 主に水晶体の厚みを変化
- 光は角膜、房水(ぼうすい)、水晶体(すいしょうたい)、硝子体(しょうしたい)を通って網膜に焦点を結びます。ただし、遠近の焦点調節を担うのは水晶体です。硝子体は水晶体から網膜までを満たす透明なゼリー状の組織です。
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2:正しい
- 結膜(けつまく)は、眼瞼(がんけん)の裏側から眼球前方の強膜(きょうまく)までを覆い、組織を保護します。薄く透明な膜なので、中を通る血管を外から観察できます。
-
3:正しい
- 涙液(るいえき)がほとんど分泌されない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、老廃物に粘液や脂分が混じり、眼脂(がんし、目やに)になります。
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4:正しい
- 涙器(るいき)は、涙液を分泌する涙腺(るいせん)と、涙液を鼻腔へ導く涙道(るいどう)からなります。涙腺は上眼瞼の裏側にあり、血漿から涙液を産生します。
よくある誤解
- 光が通る経路と、焦点を調節する仕組みを混同する:硝子体も光が通る部分ですが、遠近の焦点調節は水晶体が担います。
- 「主に」という語を読み飛ばす:焦点調節の中心となる部分を問う記述なので、「硝子体」と「水晶体」の入れ替えが誤りです。
補足コラム
水晶体は、周囲にある毛様体の収縮・弛緩によって形を変えます。近くを見るときは厚みが増し、遠くを見るときは扁平になります。**「近くは厚く、遠くは薄く」**とセットで覚えると、焦点調節の問題を解きやすくなります。
FAQ
結膜の充血と強膜の充血は、どこで見分けますか?
結膜の充血では、白目だけでなく眼瞼の裏側も赤くなります。強膜が充血した場合は、眼瞼の裏側は赤くならず、白目がピンク味を帯びます。
結膜の充血では、白目だけでなく眼瞼の裏側も赤くなります。強膜が充血した場合は、眼瞼の裏側は赤くならず、白目がピンク味を帯びます。
関連キーワード: 水晶体、硝子体、遠近の焦点調節、結膜、涙液、涙器

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