登録販売者 2025年 中国・四国 問29
問題文
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 中耳とは、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
b 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。
c 外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させ、鼓室の内部では、互いに連結した微細な2つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。
d 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
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耳の構造と平衡感覚【登録販売者解説】
正解の理由
中耳には3つの耳小骨があり、平衡を感じる部分は蝸牛ではなく前庭です。
5が正しい組み合わせです。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「耳」です。
解法ステップ
- aでは、中耳をつくる部分が正しく並んでいるかを確認します。
- bでは、「蝸牛」と「耳石器官・半規管」の組み合わせに注目します。
- cでは、耳小骨の数を確認します。
- dでは、耳垢が何と何の混合物かを確認します。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜(こまく)、鼓室(こしつ)、耳小骨(じしょうこつ)、耳管(じかん)からなります。
- b 誤りです。 ×蝸牛(かぎゅう)→ ○前庭(ぜんてい)。水平・垂直方向の加速度を感じる耳石器官(じせききかん)と、体の回転や傾きを感じる半規管(はんきかん)は、蝸牛ではなく前庭にあります。蝸牛は聴覚器官です。
- c 誤りです。 ×2つの耳小骨→ ○3つの耳小骨。鼓膜の振動は、互いにつながった3つの耳小骨によって増幅され、内耳へ伝わります。
- d 正しいです。 耳垢腺(じこうせん)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道の上皮の老廃物などが混じって耳垢になります。
各選択肢の組み合わせを照合すると、1はa・b・c・dの正誤が異なり、2はa・c、3はb・d、4はa・bの正誤が異なります。a正・b誤・c誤・d正となるのは5です。
よくある誤解
- 蝸牛と前庭を混同する。 蝸牛は「音」、前庭は「平衡感覚」と結びつけます。
- 耳小骨の数を2つと覚えてしまう。 試験では「3つ」が問われます。
- 中耳と内耳の役割を取り違える。 中耳は音の振動を伝え、内耳には聴覚や平衡感覚に関わる器官があります。
補足コラム
音は、外耳道から鼓膜へ伝わり、鼓膜の振動が中耳の3つの耳小骨を通って内耳へ伝わります。一方、平衡感覚は前庭にある耳石器官や半規管が担います。「音の通り道」と「平衡を感じる器官」を分けて覚えると整理しやすくなります。
FAQ
耳石器官と半規管は、どちらも平衡感覚に関わるのですか?
はい。耳石器官は水平・垂直方向の加速度を、半規管は体の回転や傾きを感知します。
はい。耳石器官は水平・垂直方向の加速度を、半規管は体の回転や傾きを感知します。
耳垢は耳垢腺の分泌物だけでできていますか?
いいえ。耳垢腺や皮脂腺の分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じってできます。
いいえ。耳垢腺や皮脂腺の分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じってできます。
関連キーワード: 中耳、蝸牛、前庭、耳石器官、半規管、耳小骨、耳垢

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