登録販売者 2025年 中国・四国 問39
問題文
薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、医薬品を使用した直後に起きることが多く、長期使用後に現れることはない。
b あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々であるが、皮膚以外に症状が現れることはない。
c 薬疹による痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。
d アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことのある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
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薬疹の発症時期と症状【登録販売者解説】
正解の理由
薬疹は、使用直後だけでなく長期使用後にも起こり、皮膚以外に症状が現れることもあります。
5の組み合わせは、a・bが誤り、c・dが正しいため適切です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第2章「人体の働きと医薬品」の薬疹に関する項目です。
解法ステップ
- aの「使用した直後」「長期使用後に現れることはない」に注目します。薬疹が起こる時期を確認します。
- bの「皮膚以外に症状が現れることはない」が、薬疹の症状の説明と合うか確かめます。
- cは、原因が分からないまま症状を抑えることの問題点を確認します。
- dは、薬疹の経験がない人にも誘因によって起こり得るかを確かめ、正誤の組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述a
×「使用した直後に起きることが多く、長期使用後に現れることはない」→ ○「使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある」
薬疹は、医薬品によるアレルギー反応の一種です。使用直後に限らず、長く使った後に現れることもあります。
記述b
×「皮膚以外に症状が現れることはない」→ ○「皮膚以外に症状が現れることもある」
皮膚の発疹・発赤だけでなく、眼の充血や、口唇・口腔(こうくう)粘膜の異常が見られることもあります。薬疹の症状は皮膚だけに限られません。
記述c
一般の生活者が薬疹による痒み(かゆみ)などに対して自己判断で対症療法を行うと、原因となった医薬品の特定を難しくするおそれがあります。そのため、自己判断で症状を抑えようとすることは避けるべきです。
記述d
アレルギー体質の人や、以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすい一方、薬疹を経験したことがない人にも起こることがあります。暴飲暴食や肉体疲労が誘因となる場合もあります。
選択肢の組み合わせ
- 1:a・b・cの正誤が違います。aは誤り、bは誤り、cは正しい記述です。
- 2:a・c・dの正誤が違います。aは誤り、cは正しい記述、dも正しい記述です。
- 3:b・dの正誤が違います。bは誤り、dは正しい記述です。
- 4:aの正誤が違います。aは誤りです。
- 5:a・bは誤り、c・dは正しい記述で、各記述の正誤と一致します。
よくある誤解
- 「使用した直後」とあると正しそうに見えますが、薬疹は使用後1~2週間で起きることが多く、長期使用後にも現れることがあります。
- 「皮膚症状」と聞いて、症状が皮膚だけに出ると思い込まないようにしましょう。眼や口腔粘膜に異常が現れることもあります。
- 「薬疹を経験したことがない人」なら起こらない、とは限りません。暴飲暴食や肉体疲労が誘因となる場合があります。
補足コラム
薬疹は、発疹・発赤などの皮膚症状として現れます。発疹の型は人によってさまざまです。特に、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合は、重篤な病態へ進行することもあるため注意が必要です。
FAQ
薬疹の原因になるのは、医薬品の有効成分だけですか?
いいえ。有効成分だけでなく、薬理作用がない添加物も、アレルギーの原因となることがあります。
薬疹には、必ず痒みがありますか?
必ずあるとは限りません。蕁麻疹(じんましん)では強い痒みを伴うことがありますが、それ以外の薬疹では、痒みがない場合や、あってもわずかな場合が多いです。
関連キーワード: 薬疹、アレルギー反応、発疹、発赤、薬疹の発症時期、皮膚粘膜眼症候群

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