登録販売者 2025年 中国・四国 問72
問題文
胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤のうち、六君子湯に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
体力中等度( a )で、胃腸が弱く、食欲がなく、( b )、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる。まれに重篤な副作用として、( c )を生じることが知られている。
選択肢
1:以上、みぞおちがつかえ、肝機能障害
2:以上、胃がもたれて消化が悪く、腎障害
3:以下、胃がもたれて消化が悪く、肝機能障害
4:以下、みぞおちがつかえ、肝機能障害(正解)
5:以下、みぞおちがつかえ、腎障害
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六君子湯の適応と副作用【登録販売者解説】
正解の理由
六君子湯(りっくんしとう)=体力中等度以下・みぞおちのつかえ・まれに肝機能障害です。
正しい組合せは 4 です。(a)は「以下」、(b)は「みぞおちがつかえ」、(c)は「肝機能障害」で、3つとも一致します。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤に関する記載です。
解法ステップ
- 処方名の「六君子湯」を見たら、まず体力の区分を確認します。手引きでは「体力中等度以下」です。
- 症状の並びでは「胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ」が目印です。「胃がもたれて消化が悪く」と入れ替わっていないか見ます。
- 重篤な副作用は「肝機能障害」です。「腎障害」への置き換えに注意します。
選択肢別の誤答解説
- (a)「以下」:正しいです。 六君子湯は、体力中等度以下の人に用いる処方です。「以上」と反対の区分に置き換えないようにしましょう。
- (b)「みぞおちがつかえ」:正しいです。 「胃腸が弱く、食欲がない」という特徴に続く症状として、手引きに記載されています。
- (c)「肝機能障害」:正しいです。 六君子湯では、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。
組合せで迷ったときは、各空欄を次のように照らします。
よくある誤解
- 体力区分の「以下」と「以上」を見落とす誤りです。処方ごとの区分は、症状のキーワードとセットで覚えましょう。
- 「みぞおちがつかえ」と「胃がもたれて消化が悪く」を混同する誤りです。似た胃の不調でも、手引きにある症状の表現を確認します。
- 重篤な副作用の「肝機能障害」を「腎障害」に置き換えるひっかけです。副作用名は、選択肢の語句を一つずつ照合しましょう。
補足コラム
六君子湯と平胃散(へいいさん)は、胃の不調に用いられる処方ですが、特徴を区別して覚えます。
- 六君子湯:体力中等度以下。胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえる。
- 平胃散:体力中等度以上。胃がもたれて消化が悪く、食後に腹が鳴って下痢の傾向がある。
FAQ
「体力中等度以下」は「体力虚弱」と同じ意味ですか?
同じ区分として置き換えないようにしましょう。手引きでは処方ごとに体力の区分が示されています。六君子湯は「体力中等度以下」です。
関連キーワード: 六君子湯、体力中等度以下、みぞおちのつかえ、肝機能障害、平胃散

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