戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2025年 中国・四国 問73


問題文

腸の不調とそれによって生じる症状を抑える薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:腸の働きは自律神経系により制御されており、異常を生じる要因は腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある。
2:整腸薬は、腸の調子や便通を整える(整腸)、腹部膨満感、軟便、便秘に用いられることを目的とする医薬品であり、腸内細菌の数やバランスに影響を与えたり、腸の活動を促す成分が主として用いられる。
3:止瀉薬は、下痢や食あたり等に用いられることを目的とする医薬品であり、腸管内の環境を整えて腸に対する悪影響を減らすことによる効果を期待するものであるが、腸に直接働きかけるものはない。(正解)
4:瀉下薬(下剤)は、便秘症状及び便秘に伴う症状の緩和等に用いられることを目的とする医薬品であり、腸内細菌の働きによって生成した物質が腸管を刺激するもの、糞便のかさや水分量を増すもの等がある。

🔒 解説は解答すると表示されます

整腸薬・止瀉薬・瀉下薬【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:止瀉薬には、腸に直接働くものと、腸管内の環境を整えるものがあります。
誤っている記述は3です。止瀉薬は、腸やその機能に直接働きかける成分を含むことがあります。「腸に直接働きかけるものはない」と断定している点が誤りです。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「腸の薬」です。記述1、2、4は手引きの説明に沿っており、誤りではありません。

解法ステップ

  1. 問題が「誤っているもの」を尋ねていることを確認します。
  2. 止瀉薬の説明にある「腸に直接働きかけるものはない」に注目します。
  3. 「ない」という断定が、手引きの「直接働きかけるもののほか、腸管内の環境を整えるものもある」という説明と食い違うかを確かめます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:誤りではありません。 腸の働きは自律神経系(体の働きを自動的に調節する神経の仕組み)により制御されています。腸自体や腸の内容物だけでなく、腸以外の病気などが自律神経系を介して腸の働きに影響することもあります。
  • 2:誤りではありません。 整腸薬は、腸の調子や便通を整えるほか、腹部膨満感、軟便、便秘などに用いられます。腸内細菌の数やバランスに影響を与える成分や、腸の活動を促す成分が主に用いられます。
  • 3:誤りです。
    ×「腸に直接働きかけるものはない」
    → ○「腸やその機能に直接働きかけるもののほか、腸管内の環境を整えるものもある」
    止瀉薬には、腸に直接働くものも、腸管内の環境を整えて腸への悪影響を減らすものもあります。「直接働きかけるものはない」という部分が誤りです。
  • 4:誤りではありません。 瀉下薬(しゃげやく。下剤)は、便秘や便秘に伴う症状の緩和などに用いられます。腸内細菌の働きで生じた物質が腸管を刺激するものや、糞便(ふんべん)のかさや水分量を増すものなどがあります。

よくある誤解

  • 「止瀉薬は腸管内の環境を整えるものだけ」と思い込まないようにしましょう。手引きは、腸に直接働きかけるものも挙げています。
  • 「ものはない」のような全否定は、手引きの「もののほか、別のものもある」という説明を逆にしている場合があります。
  • 整腸薬・止瀉薬・瀉下薬は、どれも腸に関係する薬ですが、目的や主な成分の働きは同じではありません。

補足コラム

整腸薬と瀉下薬には、医薬部外品として販売される製品もあります。ただし、瀉下薬として配合できる成分は、糞便のかさや水分量を増すことで作用するものに限られるなど、配合成分や上限量が定められています。医薬品と医薬部外品では、認められる効能・効果の範囲も異なります。

FAQ

便に血が混じる場合や、粘液便が続く場合も、止瀉薬で症状を抑えればよいですか?
手引きでは、腸の病気などが原因の可能性があるため、止瀉薬で一時的に症状を抑えようとせず、医療機関で原因の特定や治療を受けることが示されています。

関連キーワード: 整腸薬、止瀉薬、瀉下薬、腸内細菌、自律神経系
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について