登録販売者 2025年 中国・四国 問81
問題文
外用痔疾用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して、冷感刺激を生じさせるクロタミトンが配合されている場合がある。
b 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、組織修復成分であるイソプロピルメチルフェノールが配合されている場合がある。
c 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、セチルピリジニウム塩化物が配合されている場合がある。
d 傷の治りを促す作用を期待して、ビタミンA油が配合されている場合がある。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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外用痔疾用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
痒みの冷感刺激はカンフル・ハッカ油・メントール、組織修復はアラントインなど、殺菌消毒はセチルピリジニウム塩化物です。
正しい組み合わせは 5 の(c、d)です。c・dが正しく、a・bは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の「痔の薬」です。
正しい組み合わせは 5 の(c、d)です。c・dが正しく、a・bは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の「痔の薬」です。
解法ステップ
- aでは「クロタミトン」と「冷感刺激」の組み合わせに注目します。クロタミトンは熱感刺激を生じさせる成分です。
- bでは「イソプロピルメチルフェノール」と「組織修復」の組み合わせを確認します。この成分は殺菌消毒作用で扱われています。
- cのセチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分、dのビタミンA油は組織修復成分として確認します。
- 正しい記述がc・dとなる組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
a 誤り
×「冷感刺激を生じさせるクロタミトン」→ ○「熱感刺激を生じさせるクロタミトン」
クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えて痒みを感じにくくする成分です。冷感刺激を生じさせる成分として、手引きにはカンフル、ハッカ油、メントールが挙げられています。
×「冷感刺激を生じさせるクロタミトン」→ ○「熱感刺激を生じさせるクロタミトン」
クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えて痒みを感じにくくする成分です。冷感刺激を生じさせる成分として、手引きにはカンフル、ハッカ油、メントールが挙げられています。
b 誤り
×「組織修復成分であるイソプロピルメチルフェノール」→ ○「組織修復成分であるアラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート」
イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒作用に関する成分です。痔による肛門部の創傷の治癒を促す組織修復成分とは分類が異なります。
×「組織修復成分であるイソプロピルメチルフェノール」→ ○「組織修復成分であるアラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート」
イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒作用に関する成分です。痔による肛門部の創傷の治癒を促す組織修復成分とは分類が異なります。
c 正しい
セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分です。痔疾患に伴う局所の感染を防止する目的で配合される場合があります。
セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分です。痔疾患に伴う局所の感染を防止する目的で配合される場合があります。
d 正しい
ビタミンA油は、傷の治りを促す組織修復成分として配合される場合があります。
ビタミンA油は、傷の治りを促す組織修復成分として配合される場合があります。
選択肢の組み合わせ
- 選択肢1(a、b):誤りのa・bを含み、正しいc・dを含みません。
- 選択肢2(a、c):誤りのaを含み、正しいdを含みません。
- 選択肢3(a、d):誤りのaを含み、正しいcを含みません。
- 選択肢4(b、d):誤りのbを含み、正しいcを含みません。
- 選択肢5(c、d):正しい記述の組み合わせです。
よくある誤解
- 冷感刺激と熱感刺激の取り違えに注意しましょう。クロタミトンは熱感刺激、カンフル・ハッカ油・メントールは冷感刺激です。
- 成分名だけで分類せず、**「何の目的で配合されるか」**まで確認しましょう。イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒、アラントインなどは組織修復です。
- 「殺菌」と「傷の治りを促す」は別の働きです。感染を防ぐ成分と、組織修復を期待する成分を入れ替えた記述がひっかけになります。
補足コラム
外用痔疾用薬では、成分名と目的をセットで覚えると整理しやすくなります。
- 痒みを抑える局所刺激成分:クロタミトン(熱感刺激)、カンフル・ハッカ油・メントール(冷感刺激)
- 組織修復成分:アラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート、ビタミンA油
- 殺菌消毒成分:セチルピリジニウム塩化物など
ビタミンEは、肛門周囲の末梢血管の血行を改善する目的で配合される場合があります。ビタミンA油の「傷の治りを促す作用」と区別しましょう。
FAQ
Q. クロタミトンは、痒みを抑える成分ではないのですか?
A. 痒みを抑える目的で配合される場合があります。ただし、問題文の誤りは「冷感刺激」としている点です。クロタミトンは熱感刺激を生じさせます。
A. 痒みを抑える目的で配合される場合があります。ただし、問題文の誤りは「冷感刺激」としている点です。クロタミトンは熱感刺激を生じさせます。
Q. イソプロピルメチルフェノールは、外用痔疾用薬に配合されない成分ですか?
A. この問題で誤りなのは、配合の有無ではなく「組織修復成分」と分類している点です。手引きでは殺菌消毒作用に関する成分として扱われています。
A. この問題で誤りなのは、配合の有無ではなく「組織修復成分」と分類している点です。手引きでは殺菌消毒作用に関する成分として扱われています。
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