戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 中国・四国 問85


問題文

アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a どのような物質がアレルゲン(抗原)となってアレルギーを生じるかは、人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもある。 b 肥満細胞の名称は、ヒスタミンやプロスタグランジン等の生理活性物質を細胞内に貯蔵するために細胞自体が大きくなることから付いたものであり、肥満症との関連性がある。 c 蕁麻疹は、傷んだ状態の食品(特に、サバなどの生魚)を摂取することによって生じることがある。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正(正解)
2:a:正、b:正、c:正
3:a:誤、b:誤、c:正
4:a:誤、b:正、c:誤
5:a:正、b:誤、c:誤

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アレルギー反応の基礎【登録販売者解説】

正解の理由

アレルゲンは人によって異なり、肥満細胞の名称は肥満症とは無関係で、傷んだ食品も蕁麻疹(じんましん)の原因になることがあります。
1が正解です。aは正、bは誤、cは正です。根拠は第3章「主な医薬品とその作用」の「内服アレルギー用薬」にある、アレルギーの症状や仕組みに関する記載です。これは厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に沿った内容です。

解法ステップ

  1. aの「人によって異なり」「複数の物質」という部分を確認します。アレルゲンとなる物質は人によって異なり、複数の場合もあるため、この記述は正しいと判断できます。
  2. bは、肥満細胞の名称の由来と「肥満症との関連性」を分けて読みます。名称の由来は正しい説明ですが、肥満症との関連性があるという結論は誤りです。
  3. cの「傷んだ食品」と「サバなどの生魚」に注目します。傷んだ食品から生じたヒスタミンなどにより、蕁麻疹が起こることがあるため正しい記述です。
  4. したがって、正しい組合せは「a正・b誤・c正」です。

選択肢別の誤答解説

a

正しい記述です。どの物質がアレルゲン(抗原)になるかは人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもあります。「この物質は誰にとってもアレルゲン」と決めつけないことがポイントです。

b

×「肥満症との関連性がある」→ ○「肥満症との関連性はない」
肥満細胞は、ヒスタミンやプロスタグランジンなどの生理活性物質を細胞内に貯蔵するため、細胞自体が大きくなることから付いた名称です。しかし、名称に「肥満」とあっても、肥満症との関連性はありません。

c

正しい記述です。食品、特にサバなどの生魚が傷むと、ヒスタミンやヒスタミンに類似した物質が生じることがあります。それらを含む食品を摂取して、蕁麻疹が起こることがあります。

組合せの確認

  • 選択肢2は、bを正としている点が誤りです。
  • 選択肢3は、aを誤としている点が誤りです。
  • 選択肢4は、a・b・cのすべてが正しい組合せと異なります。
  • 選択肢5は、cを誤としている点が誤りです。

よくある誤解

  • 「肥満細胞」という名称から、肥満症と関係があると考える:名称の由来と肥満症との関連性は別です。手引きでは、肥満症との関連性はないとされています。
  • 食品で蕁麻疹が起きたら、すべてアレルギー反応だと考える:傷んだ食品に生じたヒスタミンなどによって起こる場合もあります。
  • アレルゲンは1人につき1種類だと考える:人によって異なり、複数の物質がアレルゲンとなることもあります。

補足コラム

アレルギーでは、アレルゲンによって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンなどが遊離します。ヒスタミンは血管の拡張や血管透過性の亢進(血液中の成分が血管の外へ漏れやすくなること)などに関わります。なお、蕁麻疹はアレルゲンとの接触だけでなく、皮膚への物理的な刺激などによって起こることもあります。

FAQ

Q. アレルゲンは食品だけですか?
A. いいえ。食品のほか、ハウスダスト、家庭用品に含まれる化学物質や金属、花粉などもアレルゲンとなることがあります。
Q. 肥満細胞は、肥満の人に多い細胞ですか?
A. そのような意味の名称ではありません。生理活性物質を貯蔵して細胞自体が大きくなることに由来します。

関連キーワード: アレルゲン、抗原、肥満細胞、ヒスタミン、蕁麻疹
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