登録販売者 2025年 中国・四国 問87
問題文
眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眼科用薬は、結膜嚢(結膜で覆われた眼瞼(まぶた)の内側と眼球の間の空間)に適用する外用薬であるが、全身性の副作用が現れることがある。
b 一般用医薬品の点眼薬のうち、一般点眼薬は、目の疲れや痒みのほか、結膜充血等の症状を抑える成分が配合されているものである。
c 点眼後は、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐため、目尻を押さえると、効果的とされる。
d 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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眼科用薬の基本と点眼方法【登録販売者解説】
正解の理由
眼科用薬は局所に使っても全身性の副作用が起こることがあり、点眼後は目頭を押さえます。
正しい組み合わせは4です。a・b・c・dはそれぞれ「正・正・誤・正」です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬です。
解法ステップ
- aは「外用薬だから全身性の副作用はない」とは書かれていません。全身性の副作用が現れることがある、という点に注目します。
- bの「一般点眼薬」と「目の疲れ・痒み・結膜充血」の組み合わせを確認します。
- cは「目尻」に注意します。薬液が鼻腔へ流れ込むのを防ぐために押さえるのは、目尻ではなく目頭です。
- a・b・c・dの正誤は「正・正・誤・正」です。選択肢1はa・d、2はc・d、3はb・c・d、5はa・b・cがこの組み合わせと異なるため、4に絞れます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 眼科用薬は結膜嚢(けつまくのう)に使う外用薬ですが、点眼薬の成分が鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の粘膜から吸収され、全身性の副作用を起こすことがあります。「目に使う薬だから全身には影響しない」と考えないようにしましょう。
- b 正しいです。 一般点眼薬は、目の疲れや痒み、結膜充血などの症状を抑える成分を配合した点眼薬です。
- c 誤りです。 ×「目尻を押さえる」→ ○「目頭を押さえる」です。点眼後はしばらくまぶたを閉じ、目頭を押さえることで、薬液が鼻腔へ流れ込むのを防ぎます。
- d 正しいです。 一般用医薬品の点眼薬に、緑内障(りょくないしょう)の症状を改善できるものはありません。目のかすみが緑内障による場合、点眼薬の効果が期待できないだけでなく、配合成分によっては悪化につながるおそれもあります。
よくある誤解
- 「目尻」と「目頭」の取り違えに注意しましょう。鼻涙管につながるのは目頭側です。
- 「外用薬だから全身性の副作用はない」という思い込みは誤りです。点眼薬の成分が鼻の粘膜から吸収されることがあります。
- 「目の症状に使う点眼薬なら、緑内障にも使える」という考え方も誤りです。一般用医薬品の点眼薬では、緑内障の症状を改善できません。
補足コラム
一般用医薬品の点眼薬は、主な配合成分によって分類されます。
- 人工涙液:涙液成分を補うものです。
- 一般点眼薬:目の疲れや痒み、結膜充血などの症状を抑えるものです。
- 抗菌性点眼薬:抗菌成分を配合したものです。
- アレルギー用点眼薬:花粉などによる目のアレルギー症状の緩和を目的としたものです。
「一般点眼薬」と「アレルギー用点眼薬」は、どちらも目の痒みや結膜充血に関係します。アレルギー用点眼薬は、アレルギー症状の緩和を目的とする点で区別できます。
FAQ
点眼薬の容器の先端を、まぶたやまつげに触れさせないのはなぜですか?
雑菌が薬液に混入し、汚染される原因になるためです。点眼するときは、容器の先端が目やまつげに触れないようにします。
雑菌が薬液に混入し、汚染される原因になるためです。点眼するときは、容器の先端が目やまつげに触れないようにします。
関連キーワード: 眼科用薬、一般点眼薬、結膜嚢、目頭、鼻涙管、緑内障

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