登録販売者 2025年 中国・四国 問88
問題文
眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:目の痒みを和らげることを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェンフマル酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。
2:細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として、サルファ剤であるクロモグリク酸ナトリウムが用いられる。(正解)
3:角膜の乾燥を防ぐことを目的として、コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムが用いられる。
4:緑内障と診断された人では、アドレナリン作動成分が配合されている点眼薬の使用により、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。
🔒 解説は解答すると表示されます
眼科用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー成分、サルファ剤は抗菌成分です。
誤っている記述は2です。手引きでは、サルファ剤としてスルファメトキサゾールなどが示されています。クロモグリク酸ナトリウムはサルファ剤ではなく、肥満細胞からヒスタミンが遊離するのを抑える成分です。
一方、1・3・4は手引きに沿った記述です。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、成分ごとの目的と分類が整理されています。
一方、1・3・4は手引きに沿った記述です。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、成分ごとの目的と分類が整理されています。
解法ステップ
- 2の「クロモグリク酸ナトリウム」と「サルファ剤」に注目します。
- 「細菌感染による化膿性の症状」と「サルファ剤」の組合せは自然ですが、サルファ剤の成分名が合っているかを確認します。
- 手引きにあるサルファ剤はスルファメトキサゾールなどです。「クロモグリク酸ナトリウム」は別の成分なので、2が誤りだと判断できます。
選択肢別の誤答解説
1
正しい記述です。クロルフェニラミンマレイン酸塩やケトチフェンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分です。ヒスタミンの働きを抑え、目の痒みなどの緩和を目的として配合される場合があります。
2
×(クロモグリク酸ナトリウム)→ ○(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウムなど)
誤った記述です。細菌感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎(がんけんえん)などの化膿性の症状には、サルファ剤が用いられます。クロモグリク酸ナトリウムはサルファ剤ではなく、ヒスタミンの遊離を抑える抗アレルギー成分です。
3
正しい記述です。コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐ目的で用いられます。目の乾きを改善する成分として覚えましょう。
4
正しい記述です。緑内障と診断された人では、アドレナリン作動成分が配合された点眼薬によって眼圧が上昇し、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げたりするおそれがあります。
よくある誤解
- 「抗菌成分」という目的が合っていても、成分名まで正しいとは限りません。目的と成分の分類を分けて確認します。
- クロモグリク酸ナトリウムを、名前の印象だけで抗菌成分と結び付けないようにしましょう。
- 「眼科用薬だから目の乾きに使う成分」と一括りにせず、抗ヒスタミン成分・抗菌成分・乾燥を防ぐ成分など、目的ごとに整理します。
補足コラム
サルファ剤は、細菌感染による結膜炎やものもらいなどの化膿性の症状を改善する目的で用いられます。ただし、すべての細菌に効果があるわけではなく、ウイルスや真菌(カビなど)の感染には効果がありません。
FAQ
抗ヒスタミン成分と、ヒスタミンの遊離を抑える成分は同じですか?
同じではありません。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑えます。一方、クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンが遊離するのを抑える成分です。
同じではありません。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑えます。一方、クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンが遊離するのを抑える成分です。
関連キーワード: 眼科用薬、サルファ剤、クロモグリク酸ナトリウム、抗ヒスタミン成分、コンドロイチン硫酸ナトリウム、アドレナリン作動成分

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
