戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 中国・四国 問91


問題文

毛髪用薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:サリチル酸は、頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用薬に配合されている場合がある。
2:毛髪用薬のうち、配合成分やその分量等にかんがみて人体に対する作用が緩和なものについては、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として製造販売されている。
3:カシュウは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
4:カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)において、抗ヒスタミン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。(正解)

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毛髪用薬の配合成分【登録販売者解説】

正解の理由

カルプロニウム塩化物は抗ヒスタミン作用ではなく、コリン作用によって頭皮の血管を拡張します。
誤っているのは4です。記述1〜3は正しく、記述4はカルプロニウム塩化物の作用を「抗ヒスタミン作用」としている点が誤りです。手引きの正式名は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』で、根拠は第3章「主な医薬品とその作用」の毛髪用薬に関する項目です。

解法ステップ

  1. 4の「抗ヒスタミン作用」に注目します。
  2. カルプロニウム塩化物は、頭皮の血管を広げて毛根への血行を促す成分です。手引きでは、その作用を「コリン作用」と説明しています。
  3. したがって、作用の説明が異なる4が誤りです。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しいです。 サリチル酸は角質軟化作用を示し、毛髪用薬では頭皮の落屑(らくせつ、ふけ)を抑える目的で配合される場合があります。
  • 2:正しいです。 配合成分や分量などを考慮して、人体への作用が緩和な毛髪用薬は、医薬部外品の育毛剤・養毛剤として製造販売されています。
  • 3:正しいです。 カシュウは、頭皮の脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられます。
  • 4:誤りです。 × 抗ヒスタミン作用 → ○ アセチルコリンに類似した作用(コリン作用)。カルプロニウム塩化物は、適用した局所で頭皮の血管を拡張し、毛根への血行を促す目的で用いられます。

よくある誤解

  • 「血管を広げる作用=抗ヒスタミン作用」と結びつけるのは誤りです。カルプロニウム塩化物は、アセチルコリンに似たコリン作用を示します。
  • 成分名が正しくても、作用の種類だけを別のものに入れ替える書き換えに注意しましょう。

補足コラム

「医薬部外品」と「医薬品」は、効能・効果として認められる内容が異なります。毛髪用薬では、人体への作用が緩和なものが育毛剤・養毛剤として医薬部外品に分類される一方、脱毛症などの疾患名を掲げた効能・効果は医薬品に限られます。

FAQ

Q. カルプロニウム塩化物の作用を、試験ではどう覚えるとよいですか?
A. 「カルプロニウム塩化物=コリン作用=頭皮の血管拡張・毛根への血行促進」とつなげて覚えましょう。
Q. 「コリン作用」とは、どのような作用ですか?
A. この問題では、カルプロニウム塩化物がアセチルコリンに似た作用を示すことを指します。

関連キーワード: 毛髪用薬、カルプロニウム塩化物、コリン作用、サリチル酸、カシュウ、医薬部外品
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