登録販売者 2025年 中国・四国 問92
問題文
口内炎用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
b 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や、医薬品の副作用として生じる場合がある。
c アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、患部からの細菌感染を防止することを目的として用いられる殺菌消毒成分である。
d 茵蔯蒿湯は、体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされる。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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口内炎用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
シコンは組織修復促進・抗菌作用、アズレンスルホン酸ナトリウムは組織修復作用、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)は体力中等度以上が目安です。
1の組み合わせは(a、b)です。aとbが正しく、cとdは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の口内炎用薬・漢方処方製剤の項目です。
解法ステップ
- aの「シコン」は、基原がムラサキの根であることと、期待される作用に注目します。
- bは、口内炎の原因の例として「疱疹(ほうしん)ウイルスの感染」「医薬品の副作用」が挙げられているかを確認します。
- cは、アズレンスルホン酸ナトリウムの作用が「殺菌消毒」か「組織修復」かを見分けます。
- dは、茵蔯蒿湯の体力区分を確認します。「体力虚弱」ではなく「体力中等度以上」が手がかりです。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。
シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬です。組織修復促進や抗菌などの作用を期待して用いられます。 -
b:正しいです。
口内炎は、栄養摂取の偏りやストレスなど、さまざまな要因で生じるとされます。疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として生じる場合もあります。 -
c:誤りです。
× アズレンスルホン酸ナトリウム=殺菌消毒成分 → ○ 組織修復を促す成分
患部からの細菌感染を防ぐ目的で用いられる殺菌消毒成分には、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩、アクリノール、ポビドンヨードなどがあります。 -
d:誤りです。
× 体力虚弱 → ○ 体力中等度以上
茵蔯蒿湯は、体力中等度以上で、口渇があり、尿量が少なく、便秘する人の蕁麻疹(じんましん)、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされます。体の虚弱な人や、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされます。
よくある誤解
- アズレンスルホン酸ナトリウムは、名前に「薬用成分らしさ」があっても殺菌消毒成分ではありません。口内炎用薬では、組織修復を促す成分として整理します。
- 茵蔯蒿湯の適応に「口内炎」が含まれるため、体力が弱い人向けと思い込まないようにしましょう。体力区分は「中等度以上」です。
- 口内炎の原因を、口腔内の細菌感染だけに限定するのも誤りです。ウイルス感染や医薬品の副作用による場合もあります。
補足コラム
口内炎用薬の成分は、目的ごとに分けて覚えると整理しやすくなります。
- 抗炎症成分:グリチルリチン酸二カリウムなど。炎症を和らげます。
- 組織修復を促す成分:アズレンスルホン酸ナトリウム。炎症を生じた粘膜の修復を促します。
- 殺菌消毒成分:セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩など。細菌感染を防ぐ目的で用いられます。
FAQ
口内炎用薬は、口の中に使う外用薬ですか?
手引きでは、口内炎用薬は口内炎や舌炎の緩和を目的として、口腔内に局所的に適用する外用薬とされています。
手引きでは、口内炎用薬は口内炎や舌炎の緩和を目的として、口腔内に局所的に適用する外用薬とされています。
茵蔯蒿湯の「体力中等度以上」以外の見分け方はありますか?
「口渇がある」「尿量が少ない」「便秘する」という特徴もあわせて覚えると、体力区分の取り違えを防ぎやすくなります。
「口渇がある」「尿量が少ない」「便秘する」という特徴もあわせて覚えると、体力区分の取り違えを防ぎやすくなります。
関連キーワード: 口内炎用薬、シコン、アズレンスルホン酸ナトリウム、殺菌消毒成分、茵蔯蒿湯

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