登録販売者 2025年 中国・四国 問94
問題文
滋養強壮保健薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a グルクロノラクトンは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける作用がある。
b ハンピは、強壮、血行促進、強精(性機能の亢進)等の作用を期待して用いられる。
c システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされる。
d ガンマ-オリザノールは、軟骨組織の主成分で、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(c、d)
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滋養強壮保健薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
グルクロノラクトンは肝臓の働き、ビタミンDはカルシウムの吸収、コンドロイチン硫酸は軟骨に関係します。
正しいのは b と c なので、正しい組合せは4の(b、c)です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の滋養強壮保健薬・配合成分に関する項目です。b はハンピの作用、c はシステインの働きについての記述です。
解法ステップ
- a の「カルシウム吸収」「尿細管でのカルシウム再吸収」に注目します。この働きはグルクロノラクトンではなく、ビタミンDのものです。
- c の「アルコールを分解する酵素」「アセトアルデヒドの代謝」は、システインの働きと一致します。
- d の「軟骨組織の主成分」と「肝臓の働き・肝血流」は、それぞれ別の成分の特徴です。
- 正しい b・c を含み、誤りの a・d を含まない組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
×(グルクロノラクトン)→ ○(ビタミンD)
腸管でのカルシウム吸収と、尿細管(にょうさいかん)でのカルシウム再吸収を促して骨の形成を助けるのは、ビタミンDです。グルクロノラクトンは肝臓の働きを助け、肝血流(かんけつりゅう)を促す成分です。 -
b:正しい
ハンピは、強壮、血行促進、強精(性機能の亢進)などを期待して用いられます。 -
c:正しい
システインは、肝臓でアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促すとされています。 -
d:誤り
×(ガンマ-オリザノールは軟骨組織の主成分)→ ○(コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分)
軟骨組織の主成分で、軟骨成分の形成・修復に関係するのはコンドロイチン硫酸です。一方、肝臓の働きを助け、肝血流を促す作用はグルクロノラクトンの特徴です。ガンマ-オリザノールは抗酸化作用を示す成分です。
組合せを照合すると、1(a、b)は誤りの a を含み、正しい c を含みません。2(a、c)は誤りの a を含み、正しい b を含みません。3(a、d)は誤りの a・d を含み、正しい b・c を含みません。5(c、d)は誤りの d を含み、正しい b を含みません。
よくある誤解
- 似た成分の作用を入れ替える:カルシウムの吸収・再吸収を促すのはビタミンD、肝臓の働きを助けるのはグルクロノラクトンです。
- 別の成分の特徴を一つの成分にまとめる:d は「軟骨」と「肝臓・肝血流」の特徴をガンマ-オリザノールに結び付けています。成分ごとに分けて確認しましょう。
- 正しい記述が一つ含まれていれば正しい組合せと思う:組合せ問題では、選択肢の両方の記述が正しい必要があります。
補足コラム
成分名と特徴を対応させて覚えると、入れ替え問題に強くなります。
- ビタミンD:カルシウムの吸収・再吸収を促し、骨の形成を助ける
- グルクロノラクトン:肝臓の働きを助け、肝血流を促す
- コンドロイチン硫酸:軟骨組織の主成分で、軟骨成分の形成・修復に関係する
- ガンマ-オリザノール:抗酸化作用を示す成分
FAQ
Q. 「軟骨組織の主成分」という表現が出たら、どの成分を確認すればよいですか?
A. コンドロイチン硫酸です。ガンマ-オリザノールと取り違えないようにしましょう。
A. コンドロイチン硫酸です。ガンマ-オリザノールと取り違えないようにしましょう。
Q. ガンマ-オリザノールは、どの成分と関連して出題されることがありますか?
A. ビタミンEです。どちらも末梢血行障害などに関係する成分として扱われることがあります。
A. ビタミンEです。どちらも末梢血行障害などに関係する成分として扱われることがあります。
関連キーワード: 滋養強壮保健薬、グルクロノラクトン、ハンピ、システイン、ガンマ-オリザノール、コンドロイチン硫酸、ビタミンD

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