戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 北海道・東北 問118


問題文

次の1~4で示される医薬品の販売等に従事する登録販売者と購入希望者の会話のうち、購入希望者からの相談に対する登録販売者の説明として、正しいものはどれか。なお、購入希望者は成人であり、基礎疾患及び併用薬がないことを確認済みであるものとする。

選択肢

1:購入希望者:「日常的な不眠に効く薬を購入したいです。」登録販売者:「抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、日常的に不眠の人が使用できます。」
2:購入希望者:「屋外で野球をしています。腕の筋肉痛に使える外用薬を購入したいです。」登録販売者:「ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、戸外活動中もサポーター等で覆わなくても使用できます。」
3:購入希望者:「口の中に傷やひどいただれがあるので、口腔内を消毒できる薬を購入したいです。」登録販売者:「クロルヘキシジングルコン酸塩が配合されたうがい薬は、口の中に傷やひどいただれがある人に使用できます。」
4:購入希望者:「大型トラックの運転手として働いています。運転中に眠くなるのを避けるため、初めてカフェイン入り眠気防止薬を飲んでみようと思っています。」登録販売者:「カフェイン入り眠気防止薬は、一時的に居眠りを防止することが目的です。服用する際は、短期間の服用にとどめ、長期連用はせず、また、コーヒーやお茶等のカフェインを含有する飲料と同時に服用しないでください。」(正解)

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眠気防止薬の適正使用【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:カフェイン入り眠気防止薬は一時的な使用にとどめ、連用とカフェイン飲料との同時摂取を避けます。
正しい説明は4です。カフェイン入り眠気防止薬は、一時的に眠気や倦怠感を抑えるための薬です。短期間の服用にとどめ、連用しないこと、コーヒーやお茶などカフェインを含む飲料と同時に服用しないことが大切です。
根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、連用に関する注意と併用に関する注意です。

解法ステップ

  1. 「日常的な不眠」と「睡眠改善薬」の組み合わせに注目します。睡眠改善薬は、慢性的な不眠症状に使う薬ではありません。
  2. 「ケトプロフェン」「屋外活動」「覆わなくても」という語句を見ます。ケトプロフェン配合薬は、使用中に戸外活動をする際の注意が問われています。
  3. 「口の中に傷やひどいただれ」と「クロルヘキシジングルコン酸塩」の組み合わせを確認します。該当する状態の人には使用できません。
  4. 「短期間」「連用しない」「カフェイン飲料と同時に服用しない」という注意がそろっている説明を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • 選択肢1:誤りです。
    抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、一時的な寝つきの悪さや眠りの浅さを緩和するためのものです。日常的に不眠の人や、不眠症と診断された人を対象とする薬ではありません。
  • 選択肢2:誤りです。
    ケトプロフェンは、外用鎮痛消炎薬に配合される成分です。使用中に戸外活動をする場合、患部をサポーターなどで覆う必要があります。「覆わなくても使用できます」という説明は不適切です。
  • 選択肢3:誤りです。
    クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された製剤は、口の中に傷やひどいただれがある人には使用できません。傷やただれの状態を悪化させるおそれがあるためです。
  • 選択肢4:正しい説明です。
    眠気防止薬は、一時的に眠気を防ぐ目的で使う薬です。連用せず、コーヒーやお茶などカフェインを含む飲料と同時に服用しないよう説明しています。カフェインの摂取が重なると、作用が強く現れるおそれがあります。

よくある誤解

  • 「眠気を抑える薬なら、日常的な不眠にも使える」
    睡眠改善薬は一時的な睡眠障害を対象とし、慢性的な不眠症状に使うものではありません。
  • 「カフェイン飲料は食品なので、眠気防止薬と一緒でも問題ない」
    コーヒーやお茶にもカフェインが含まれます。医薬品以外からの摂取も重なるため、同時服用を避けるという注意が設けられています。
  • 「眠気防止薬を飲めば、睡眠不足を補える」
    眠気を一時的に抑える薬であり、睡眠が不要になるわけではありません。

補足コラム

眠気防止薬の主な成分であるカフェインは、脳に軽い興奮状態を起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑えます。一方、過剰に興奮すると、震え、めまい、不安、不眠、頭痛などが現れることがあります。
眠気防止薬は疲労や睡眠不足そのものを解消する薬ではありません。手引きでは、睡眠不足による疲労には早めに十分な睡眠をとることが望ましいとされています。

FAQ

Q. カフェイン入りのかぜ薬などを使っている場合も注意が必要ですか?
A. はい。かぜ薬など、ほかの医薬品にもカフェインが含まれる場合があります。重複して摂取するとカフェインが過量になるおそれがあるため、成分の重複にも注意します。
Q. 眠気防止薬を使えば、睡眠をとらなくてもよいですか?
A. いいえ。眠気防止薬は一時的に眠気を抑えるもので、睡眠の代わりにはなりません。

関連キーワード: 眠気防止薬、カフェイン、連用、睡眠改善薬、ケトプロフェン、クロルヘキシジングルコン酸塩
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