登録販売者 2025年 北海道・東北 問71
問題文
内服薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d カプセル剤は、カプセル内に散剤や液剤等を充填した剤形であり、カプセルの原材料として乳糖が広く用いられているため、乳成分に対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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内服薬の剤形の特徴【登録販売者解説】
正解の理由
口腔内崩壊錠は唾液で溶けて飲み込む剤形、舌下錠は口腔粘膜から吸収させる剤形です。
正しい組合せは 3(b、c)です。a、dは誤り、b、cは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第2章「人体の働きと医薬品」の「剤形ごとの違い、適切な使用方法」です。
解法ステップ
- aの「舌下で溶解」「口腔粘膜から吸収」は、口腔内崩壊錠ではなく舌下錠の特徴です。
- bは「顆粒剤の表面がコーティングされているものもある」ため、噛み砕かずに飲み込む点を確認します。
- cは、経口液剤では有効成分がすでに液中に溶けたり分散したりしている点に注目します。
- dは「カプセルの原材料として乳糖が広く用いられている」という説明が適切かを確認し、正しいb・cの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a:誤り
口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で溶けた後、唾液と一緒に飲み込む剤形です。舌下で溶かし、有効成分を口腔粘膜から吸収させるのは舌下錠です。問題文は、この2つの剤形の特徴を入れ替えています。
口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で溶けた後、唾液と一緒に飲み込む剤形です。舌下で溶かし、有効成分を口腔粘膜から吸収させるのは舌下錠です。問題文は、この2つの剤形の特徴を入れ替えています。
記述 b:正しい
顆粒剤には、粒の表面がコーティングされているものがあります。そのため、噛み砕かずに水などで飲み込みます。
顆粒剤には、粒の表面がコーティングされているものがあります。そのため、噛み砕かずに水などで飲み込みます。
記述 c:正しい
経口液剤は、服用前から有効成分が液中に溶けたり分散したりしています。そのため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収される特徴があります。
経口液剤は、服用前から有効成分が液中に溶けたり分散したりしています。そのため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収される特徴があります。
記述 d:誤り
誤りは「カプセルの原材料として乳糖が広く用いられている」という部分です。カプセルの原材料として広く用いられているのは、乳糖ではなくゼラチンです。ゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分とするため、注意が必要なのは乳成分ではなく、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人です。
誤りは「カプセルの原材料として乳糖が広く用いられている」という部分です。カプセルの原材料として広く用いられているのは、乳糖ではなくゼラチンです。ゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分とするため、注意が必要なのは乳成分ではなく、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人です。
組合せ選択肢の確認
- 1(a、b):誤りのaを含み、正しいcを含みません。
- 2(a、d):誤りのa・dを含み、正しいb・cを含みません。
- 3(b、c):正しいb・cの組合せです。
- 4(c、d):誤りのdを含み、正しいbを含みません。
よくある誤解
- 口の中で溶ける錠剤は、すべて口腔粘膜から吸収されると思いがちです。口腔内崩壊錠は唾液とともに飲み込む剤形で、舌下錠とは区別します。
- 「比較的速やかに」を「必ず直ちに」と読み替えるのは誤りです。設問の表現どおり、経口液剤の特徴は「比較的速やかに吸収される」です。
- 乳成分アレルギーへの注意があることから、カプセルの原材料も乳糖だと結びつけるのは早とちりです。アレルギーの注意と、剤形の原材料に関する説明は分けて判断します。
補足コラム
口の中で使う剤形は、使い方や吸収のされ方を区別しましょう。
- 口腔内崩壊錠:唾液で溶かし、唾液と一緒に飲み込みます。
- 舌下錠:舌の下で溶かし、口腔粘膜から有効成分を吸収させます。
- トローチ剤・ドロップ剤:飲み込まず、口の中で舐めて徐々に溶かします。口や喉に作用させるものが多い剤形です。
FAQ
口腔内崩壊錠は、水がなくても服用できますか?
口の中の唾液で溶けるよう工夫されているため、水なしで服用できます。溶けた後は、唾液と一緒に飲み込みます。
口の中の唾液で溶けるよう工夫されているため、水なしで服用できます。溶けた後は、唾液と一緒に飲み込みます。
経口液剤なら、どの薬も同じ速さで吸収されますか?
「比較的速やかに消化管から吸収される」というのが経口液剤の一般的な特徴です。「すべて同じ速さ」とまでは示されていません。
「比較的速やかに消化管から吸収される」というのが経口液剤の一般的な特徴です。「すべて同じ速さ」とまでは示されていません。
関連キーワード: 口腔内崩壊錠、舌下錠、顆粒剤、経口液剤、剤形

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