戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 北海道・東北 問73


問題文

全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。 b スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は限られており、発症を予測しやすい。 c 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。 d 医薬品の使用が原因で血液中の白血球が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み等の症状を呈することがある。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(c、d)(正解)

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全身性副作用の見分け方【登録販売者解説】

正解の理由

アナフィラキシーは即時型、偽アルドステロン症は相互作用でも起こり、白血球減少は感染への抵抗力を弱めます。
4の組み合わせが正しいです。記述a・bは誤り、c・dは正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「全身的に現れる副作用」です。

解法ステップ

  1. アナフィラキシーの「遅延型」に注目します。手引きでは「即時型」とされています。
  2. スティーブンス・ジョンソン症候群の「発症を予測しやすい」という断定を確認します。手引きでは、発症の予測は困難とされています。
  3. 偽アルドステロン症と「複数の医薬品・食品との相互作用」、白血球減少と「感染への抵抗力の低下」は、いずれも手引きの記述に合います。
  4. a・bを含む組み合わせは除き、c・dを含むものを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×「遅延型」→ ○「即時型」です。アナフィラキシーは、生体異物に対する即時型のアレルギー反応です。発症後の進行が速やかなことも特徴です。
  • b
    ×「発症を予測しやすい」→ ○「発症の予測は困難」です。スティーブンス・ジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん))は、原因や発症を予測することが難しい重篤な副作用です。「医薬品が限られているため予測しやすい」という説明は誤りです。
  • c
    偽アルドステロン症(ぎアルドステロンしょう)は、複数の医薬品や、医薬品と食品との相互作用によって起きることがあります。体内に塩分と水がたまり、カリウムが失われる病態です。アルドステロンの分泌が増えていないのに似た状態になるため、「偽」と呼ばれます。
  • d
    医薬品の使用が原因で白血球(好中球(こうちゅうきゅう))が減少すると、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱くなることがあります。突然の高熱、悪寒(おかん)、喉(のど)の痛みなどは、その際に現れることがある症状です。

よくある誤解

  • アナフィラキシーを「時間がたってから出る反応」と考える誤りがあります。ここでは「即時型」が判断の決め手です。
  • 「発症する医薬品が限られるなら、発症も予測しやすい」と考えるのは誤りです。手引きは、発症の予測は困難としています。
  • 偽アルドステロン症は単一の医薬品だけで起きると思い込むのも注意点です。医薬品同士だけでなく、医薬品と食品との相互作用でも起きることがあります。

補足コラム

偽アルドステロン症では、アルドステロンの分泌が増えていないのに、塩分と水が体内にたまり、カリウムが失われます。名前の「偽」は、アルドステロンが増えたときに似た状態でも、実際には分泌が増えていないことを表しています。

FAQ

スティーブンス・ジョンソン症候群は、医薬品の使用を始めてすぐにだけ起こりますか?
使用開始後2週間以内に発症することが多い一方、1か月以上たってから起こることもあります。使用開始から時間がたっていることだけで、可能性を否定できるとは限りません。
白血球の減少で、なぜ感染にかかりやすくなるのですか?
白血球の一種である好中球は、細菌やウイルスなどから体を守る働きを担っています。その数が減ると、感染に対する抵抗力が弱くなるためです。

関連キーワード: アナフィラキシー、スティーブンス・ジョンソン症候群、偽アルドステロン症、相互作用、白血球減少
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