登録販売者 2025年 北海道・東北 問77
問題文
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化性潰瘍は、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることがある。
b イレウス様症状は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
c イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
d 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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消化器系に現れる副作用【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:消化性潰瘍は貧血症状や吐血・下血で見つかることがあり、イレウス様症状や浣腸剤・坐剤による一過性の症状も押さえます。
正しい組合せは 2 で、a・b・c・dはすべて正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「人体の働きと医薬品」にある、消化器系に現れる副作用の説明です。
解法ステップ
- aは「貧血症状の検査時」と「突然の吐血・下血」が、消化性潰瘍の発見につながる場合があるかを確認します。
- bは、イレウス様症状の具体例として「激しい腹痛・嘔吐・腹部膨満感・著しい便秘」が並んでいるかを見ます。
- cは、悪化時の原因として「腸内細菌の異常増殖」、結果として「全身状態の衰弱が急激に進行する可能性」が示されているかを確認します。
- dは、浣腸剤や坐剤の使用後に起こる一過性の症状の例と照らします。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合があり、貧血症状(動悸や息切れなど)の検査時や、突然の吐血(とけつ)・下血(げけつ)によって発見されることがあります。
- b:正しいです。 イレウス様症状は、腸内容物の通過が妨げられた状態に伴う症状です。激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘などが現れます。
- c:正しいです。 イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって、全身状態の衰弱が急激に進む可能性があります。
- d:正しいです。 浣腸剤や坐剤の使用後には、肛門部の熱感や不快感、排便直後の立ちくらみなどが一過性に現れることがあります。グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時の血圧低下によって立ちくらみが起こることがあります。
よくある誤解
- イレウス様症状には、腸管が物理的にふさがっている必要があると思いがちです。腸管自体が閉塞していなくても、腸の動きが麻痺して通過が妨げられる場合があります。
- 「一過性」とあれば、どんな場合でも気にしなくてよいわけではありません。症状が続いたり強くなったりする場合は、医薬品の使用を中止して専門家に相談するよう、添付文書等に記載されています。
- 消化性潰瘍は、はっきりした胃の症状だけで見つかるとは限りません。貧血症状の検査や、突然の吐血・下血が発見のきっかけになることもあります。
補足コラム
消化性潰瘍やイレウス様症状は、重い病態に進む可能性がある副作用として説明されています。手引きでは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要とされています。一方、浣腸剤や坐剤の使用後には、熱感や不快感などの一過性の症状が現れる場合があります。
FAQ
Q. 「一過性」とは、症状が続いても様子を見てよいという意味ですか?
A. いいえ。症状が継続したり、強くなったりした場合は、その医薬品の使用を中止して専門家に相談するよう、添付文書等に記載されています。
A. いいえ。症状が継続したり、強くなったりした場合は、その医薬品の使用を中止して専門家に相談するよう、添付文書等に記載されています。
関連キーワード: 消化性潰瘍、イレウス様症状、腸内細菌、浣腸剤、坐剤、吐血、下血

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