戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問113


問題文

次の表は、ある一般用医薬品の眠気防止薬に含まれている成分の一覧である。 3錠中 成分 分量 無水カフェイン 300 mg チアミン塩化物塩酸塩(ビタミンB1) 15 mg この眠気防止薬の添付文書等の「してはいけないこと」の項目中において、「次の診断を受けた人」に記載されている基礎疾患について、正しいものの組合せを選べ。
a 心臓病 b 糖尿病 c 胃潰瘍 d てんかん

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)

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カフェイン配合眠気防止薬の使用禁止対象【登録販売者解説】

正解の理由

カフェインを主薬とする眠気防止薬では、心臓病と胃潰瘍の人は服用を避けます。
2は(a、c)の組合せで、この問題が問う「次の診断を受けた人」に該当する基礎疾患です。手引きでは、カフェインにより心臓病や胃潰瘍の症状が悪化するおそれがあるため、服用を避けるとされています。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の添付文書等における「してはいけないこと」の記載です。

解法ステップ

  1. 成分表で、眠気防止薬の主な成分である無水カフェインが含まれていることを確認します。
  2. カフェイン配合の眠気防止薬で、服用を避ける基礎疾患を思い出します。
  3. 選択肢の組合せに、該当する基礎疾患がそろっているかを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 心臓病:対象です。
    カフェインには心筋(心臓の筋肉)を興奮させる作用があり、動悸が現れることがあります。心臓病のある人は、症状が悪化するおそれがあるため服用を避けます。
  • b 糖尿病:この問題の対象ではありません。
    糖尿病は、別の成分・薬効群に関する注意事項として手引きに記載されています。ここでは、カフェイン配合の眠気防止薬について問われているため、該当する基礎疾患に含めません。選択肢1はbを含みcを含まず、選択肢3はbを含みaを含まないため、いずれも組合せが異なります。選択肢4もbを含み、a・cを含まないため該当しません。
  • c 胃潰瘍(いかいよう):対象です。
    カフェインには胃液の分泌を促す作用があり、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあります。
  • d てんかん:この問題の対象ではありません。
    てんかんは、この問題で扱うカフェイン配合の眠気防止薬の「次の診断を受けた人」には挙げられていません。選択肢4はdを含み、選択肢5はcに加えてdを含むため、どちらも組合せが異なります。

よくある誤解

  • 「糖尿病」も医薬品の注意事項に出てくるため、薬の種類を問わず該当すると考えてしまうことがあります。どの成分・薬効群についての注意かを確認しましょう。
  • 眠気防止薬の成分欄にビタミンB1もあるため、基礎疾患の注意もビタミンに関係すると考えるのは誤りです。この問題の対象疾患は、カフェインの作用に基づいています。
  • 「てんかん」など、脳や神経に関わる病名をカフェインの中枢神経への作用と結びつけ、記載にない注意を推測してしまうのもひっかけです。

補足コラム

カフェインは脳に軽い興奮状態を起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑えます。一方で、胃液分泌を促す作用や心筋を興奮させる作用もあります。**「胃への作用→胃潰瘍」「心臓への作用→心臓病」**と関連づけると、対象となる基礎疾患を覚えやすくなります。

FAQ

同じ基礎疾患でも、薬によって「してはいけないこと」に載ったり載らなかったりするのはなぜですか?
含まれる成分やその作用が異なるためです。基礎疾患の名前だけで判断せず、どの成分についての注意事項かをセットで確認しましょう。
この成分表にあるビタミンB1は、今回の対象疾患を判断する手がかりになりますか?
今回の基礎疾患の組合せを判断する中心となるのは、眠気防止薬の主な成分である無水カフェインです。

関連キーワード: 無水カフェイン、眠気防止薬、心臓病、胃潰瘍、してはいけないこと
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