戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問119


問題文

一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢進症」と記載することとされている内服薬の成分について、正しいものの組合せを選べ。
a フェニレフリン塩酸塩 b イブプロフェン c ジプロフィリン d クロルフェニラミンマレイン酸塩

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)

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甲状腺疾患と相談対象成分【登録販売者解説】

正解の理由

フェニレフリン塩酸塩=交感神経を刺激、ジプロフィリン=中枢神経系を興奮させる成分です。
2の(a、c)が正しい組合せです。a・cは対象になり、b・dはこの項目の対象外です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「基礎疾患等」にある相談対象の記載です。

解法ステップ

  1. 問われているのは、「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)」の診断を受けた人が相談する成分です。
  2. フェニレフリン塩酸塩はアドレナリン作動成分、ジプロフィリンは中枢神経系を興奮させる成分です。この2つを対象として押さえます。
  3. a・cの組合せを探すと2に絞れます。

選択肢別の誤答解説

  • a フェニレフリン塩酸塩:対象になる
    アドレナリン作動成分です。交感神経(体を活動的にする神経)の働きを強めるため、甲状腺機能亢進症の症状を悪化させるおそれがあります。
  • b イブプロフェン:対象外
    この甲状腺に関する相談対象成分には挙げられていません。イブプロフェンには別の病気に関する注意もありますが、今回問われている項目とは分けて判断します。
  • c ジプロフィリン:対象になる
    中枢神経系(脳や脊髄など、体の働きを調整する部分)を興奮させ、症状を悪化させるおそれがあります。
  • d クロルフェニラミンマレイン酸塩:対象外
    抗ヒスタミン成分ですが、この甲状腺に関する相談対象成分としては挙げられていません。成分の分類だけで判断せず、問われている診断名と成分の組合せを確認しましょう。
組合せの確認
  • 1(a、b):bを含み、cを含まないため誤りです。
  • 3(b、c):bを含み、aを含まないため誤りです。
  • 4(b、d):b・dを含み、a・cを含まないため誤りです。
  • 5(c、d):dを含み、aを含まないため誤りです。

よくある誤解

  • 「甲状腺の診断名があるなら、どの成分も相談対象」と考えるのは誤りです。設問では、診断名と成分の組合せが決まっています。
  • イブプロフェンを、別の病気に関する注意と混同すると、今回の対象成分を選び間違えます。
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩のように、よく知られた成分名に引っ張られず、甲状腺の項目に挙げられている成分かを確かめましょう。

補足コラム

甲状腺機能亢進症では、交感神経系の緊張などによって主な症状が現れます。そのため、交感神経を刺激する成分や、中枢神経系を興奮させる成分が症状を悪化させるおそれに注意します。

FAQ

「相談すること」と書かれている成分は、必ず使用できないのですか?
「相談すること」は、使用前に注意が必要な人を示す項目です。「してはいけないこと」とは区別して覚えましょう。

関連キーワード: 甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症、フェニレフリン塩酸塩、ジプロフィリン、アドレナリン作動成分
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