登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問19
問題文
スモン訴訟に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
( a )として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、( b )に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。キノホルム製剤は、1958年頃から( c )症状を伴う特異な神経症状が報告されるようになり、米国では1960年にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告されたが、日本で販売が停止されたのは1970年であった。
選択肢
1:解熱鎮痛剤、亜急性脊髄視神経症、呼吸器
2:解熱鎮痛剤、中毒性表皮壊死融解症、呼吸器
3:整腸剤、中毒性表皮壊死融解症、消化器
4:整腸剤、亜急性脊髄視神経症、消化器(正解)
5:整腸剤、亜急性脊髄視神経症、呼吸器
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スモン訴訟の原因薬と症状【登録販売者解説】
正解の理由
キノホルム製剤は整腸剤として販売され、亜急性脊髄視神経症と消化器症状に結び付けられます。
正しい組合せは 4 です。(a)は「整腸剤」、(b)は「亜急性脊髄視神経症(あきゅうせいせきずいししんけいしょう)」、(c)は「消化器」です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の薬害訴訟に関する項目です。
解法ステップ
- キノホルム製剤が何として販売されていたかに注目します。「解熱鎮痛剤」ではなく「整腸剤」です。
- スモンの正式な病名を確認します。「亜急性脊髄視神経症」です。「中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)」とは別の病気です。
- 1958年頃から報告されたのは、消化器症状を伴う特異な神経症状です。「呼吸器」ではなく「消化器」を選びます。
選択肢別の誤答解説
- 選択肢1: (a)を「解熱鎮痛剤」としていますが、キノホルム製剤は「整腸剤」として販売されていました。(b)の病名は合っていますが、(c)は「呼吸器」ではなく「消化器」です。
- 選択肢2: (a)の「解熱鎮痛剤」は誤りで、正しくは「整腸剤」です。(b)の「中毒性表皮壊死融解症」はスモンの病名ではありません。(c)も「呼吸器」ではなく「消化器」です。
- 選択肢3: (a)の「整腸剤」と(c)の「消化器」は合っていますが、(b)の病名が誤りです。スモンは「亜急性脊髄視神経症」です。
- 選択肢5: (a)の「整腸剤」と(b)の「亜急性脊髄視神経症」は合っていますが、(c)の「呼吸器」が誤りです。該当するのは「消化器」です。
よくある誤解
- スモンの原因薬を、解熱鎮痛薬と取り違えないようにしましょう。キノホルム製剤は整腸剤として販売されていました。
- スモンでは神経症状が現れますが、問題文の「消化器症状を伴う」は初期に報告された症状の特徴です。「神経症状だから呼吸器」と結び付けるのは誤りです。
- 「中毒性表皮壊死融解症」は皮膚に関わる重篤な病態です。スモンの病名と混同しないようにしましょう。
補足コラム
スモンでは、初期に腹部の膨満感や激しい腹痛を伴う下痢がみられ、その後、下半身のしびれや脱力、歩行困難などが現れることがあります。視覚障害に至る場合もあります。
販売停止の時期にも注意しましょう。米国では1960年に使用をアメーバ赤痢に限ることが勧告され、日本では1970年に販売が停止されました。
FAQ
「スモン」という名前は何の略ですか?
英語の病名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字を取った呼び名です。
英語の病名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字を取った呼び名です。
関連キーワード: スモン訴訟、キノホルム製剤、整腸剤、亜急性脊髄視神経症、薬害訴訟

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