登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問38
問題文
一般用医薬品の強心薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a センソは比較的有効域が狭いため、一般用医薬品では1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている。
b ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用がある。
c ロクジョウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用がある。
d リュウノウは、鎮静作用等を期待して用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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強心薬の生薬成分【登録販売者解説】
正解の理由
センソは1日用量5mg以下、ジャコウは呼吸中枢を刺激、ロクジョウは強壮・血行促進、リュウノウは気つけです。
正しい組合せは1です。記述a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」のIV-1「強心薬」です。以降は「手引き」とします。
解法ステップ
- 「センソ5mg以下」という用量の記述を確認します。手引きでは、一般用医薬品は1日用量が5mg以下となるよう定められています。
- ジャコウの作用に「呼吸中枢を刺激」「意識をはっきりさせる」とあるかを見ます。
- 「末梢血管の拡張による血圧降下」はロクジョウではなく、別の生薬の作用です。
- リュウノウは「鎮静」ではなく、中枢神経系への刺激による「気つけ」と結び付けます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
センソは微量で強い強心作用を示し、有効域が比較的狭い成分です。一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められています。 -
b:正しい
ジャコウには、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせたりする作用があるとされています。 -
c:誤り
×「ロクジョウは、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める」→ ○「ゴオウは、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める」
ロクジョウに期待されるのは、強心作用のほか、強壮や血行促進などの作用です。ゴオウの作用と取り違えないようにしましょう。 -
d:誤り
×「リュウノウは、鎮静作用」→ ○「リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果」
気つけとは、意識をはっきりさせたり、活力を回復させたりする効果です。鎮静作用を期待して用いられる生薬と混同しないようにしましょう。
よくある誤解
- 作用する生薬の入れ替えに注意します。「末梢血管の拡張による血圧降下」はゴオウであり、ロクジョウではありません。
- 「刺激」と「鎮静」の取り違えにも注意します。リュウノウは中枢神経系への刺激による気つけです。
- センソの「5mg以下」は一般用医薬品の1日用量の記述です。「5mgを超えてよい」と読み替えないようにしましょう。
補足コラム
センソを配合した丸薬・錠剤などの内服固形製剤は、口の中で噛み砕くと舌などが麻痺することがあります。手引きでは、噛まずに服用することとされています。
FAQ
Q. 強心薬は、どの生薬も同じ作用を期待して配合されるのですか?
A. いいえ。強心成分として配合される生薬でも、強心作用以外に期待される作用は異なります。生薬名と特徴的な作用を組み合わせて覚えましょう。
A. いいえ。強心成分として配合される生薬でも、強心作用以外に期待される作用は異なります。生薬名と特徴的な作用を組み合わせて覚えましょう。
Q. 「気つけ」は、鎮静と同じ意味ですか?
A. 同じではありません。気つけは、意識をはっきりさせたり活力を回復させたりする効果を指します。
A. 同じではありません。気つけは、意識をはっきりさせたり活力を回復させたりする効果を指します。
関連キーワード: 強心薬、センソ、ジャコウ、ゴオウ、ロクジョウ、リュウノウ、気つけ

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