登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問42
問題文
女性の月経や更年期障害に伴う諸症状の緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、体力虚弱な人に用いるものの組合せを選べ。
a 桂枝茯苓丸
b 四物湯
c 桃核承気湯
d 当帰芍薬散
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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婦人薬の漢方処方と体力区分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:四物湯(しもつとう)と当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は「体力虚弱」が目安、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は「体力中等度以上」が目安です。
組合せを選ぶ問題なので、体力虚弱な人に用いる処方は b 四物湯 と d 当帰芍薬散 です。したがって、該当するのは 4 です。
各記述の判定は、a 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は対象外、b 四物湯は対象、c 桃核承気湯は対象外、d 当帰芍薬散は対象です。
根拠は、手引き第3章「主な医薬品とその作用」の婦人薬における漢方処方製剤の体力区分です。
解法ステップ
- 設問の条件「体力虚弱な人」を先に確認します。
- bの四物湯、dの当帰芍薬散にある「体力虚弱」を手がかりにします。
- cの桃核承気湯は「体力中等度以上」なので、条件から外します。
- aの桂枝茯苓丸は体力虚弱の処方として選ばないと判断し、b・dの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 桂枝茯苓丸:婦人薬として用いられる漢方処方製剤ですが、体力虚弱な人に用いる処方としては選びません。
- b 四物湯:体力虚弱で、冷え症や皮膚の乾燥があり、胃腸障害のない人などが目安です。体力区分が設問に合います。
- c 桃核承気湯:× 体力虚弱 → ○ 体力中等度以上です。のぼせて便秘しがちな人などが目安なので、設問の条件とは異なります。
- d 当帰芍薬散:体力虚弱で、冷え症や貧血の傾向があり、疲れやすい人などが目安です。体力区分が設問に合います。
よくある誤解
- 「婦人薬として使う処方なら、どれも体力虚弱に使う」と考えるのは誤りです。同じ婦人薬でも、処方ごとに体力区分が異なります。
- 桃核承気湯も月経不順や月経困難などに用いられますが、症状の適応だけで体力区分まで判断しないようにしましょう。
- 「体力虚弱」と「胃腸が弱い」は同じ条件ではありません。四物湯は、体力虚弱が目安でも胃腸の弱い人などには不向きとされています。
補足コラム
今回の4処方は、体力区分と特徴的な手がかりをセットで覚えると区別しやすくなります。
- 四物湯:体力虚弱/冷え症、皮膚の乾燥、色つやの悪さ。胃腸障害がない人が目安です。
- 当帰芍薬散:体力虚弱/冷え症、貧血の傾向、疲れやすさなどが手がかりです。
- 桃核承気湯:体力中等度以上/のぼせ、便秘しがちであることが手がかりです。
- 桂枝茯苓丸:この問題では、体力虚弱の処方として選ぶ対象ではありません。
FAQ
Q. 「体力虚弱」は、単に疲れている状態を指しますか?
A. 漢方処方製剤の体力区分は、処方を選ぶときの体質や状態の目安です。一時的な疲れだけで決めるものではありません。
A. 漢方処方製剤の体力区分は、処方を選ぶときの体質や状態の目安です。一時的な疲れだけで決めるものではありません。
Q. 四物湯と当帰芍薬散は、どちらも体力虚弱なら同じ処方と考えてよいですか?
A. いいえ。体力区分が同じでも、目安となる症状や体質は異なります。体力区分だけでなく、処方ごとの特徴も確認します。
A. いいえ。体力区分が同じでも、目安となる症状や体質は異なります。体力区分だけでなく、処方ごとの特徴も確認します。
関連キーワード: 婦人薬、漢方処方製剤、体力虚弱、四物湯、当帰芍薬散、桃核承気湯、桂枝茯苓丸

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