戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問43


問題文

アレルギー及び蕁麻疹に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 体内に侵入したアレルゲンが直接、肥満細胞を刺激することによって、細胞間の刺激の伝達を担うヒスタミンやプロスタグランジン等が遊離される。 b 肥満細胞から遊離されたヒスタミンは、周囲の器管や組織表面の受容体と反応することで血管拡張や血管透過性亢進等の作用を示す。 c 皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがある。 d サバなどの生魚は、傷むとヒスタミンやヒスタミン様物質が生成することがあり、そうした食品を摂取することで蕁麻疹を生じることがある。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

🔒 解説は解答すると表示されます

アレルギー反応と蕁麻疹【登録販売者解説】

正解の理由

ヒスタミン遊離は抗体を介して起こり、遊離後のヒスタミンは受容体に反応して血管に作用します。
正しい組合せは4です。aは誤り、b・c・dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」のアレルギーに関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「アレルゲンが直接、肥満細胞を刺激」という部分を確認します。手引きでは、アレルゲンを特異的に認識した抗体が肥満細胞を刺激します。
  2. bは「ヒスタミンが受容体と反応し、血管拡張などを起こす」という流れが正しいかを見ます。
  3. cの「皮膚症状が治まると喘息が現れる」と、dの「傷んだ生魚に由来するヒスタミンで蕁麻疹が生じることがある」は、どちらも手引きの記述と照らし合わせます。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×「アレルゲンが直接、肥満細胞を刺激」→ ○「アレルゲンを特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激される」
    肥満細胞(ひまんさいぼう)からは、ヒスタミンやプロスタグランジンなどの生理活性物質が遊離します。誤りは、肥満細胞を刺激する仕組みを「直接」としている点です。
  • b
    正しい記述です。 肥満細胞から遊離されたヒスタミンは、周囲の器官や組織の表面にある受容体と反応し、血管拡張や血管透過性亢進(血管から血漿タンパク質が組織中に漏れ出しやすくなること)などを起こします。
  • c
    正しい記述です。 皮膚症状が治まった後に喘息が現れるなど、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れることがあります。「必ず連鎖する」という意味ではなく、そのような場合があるという記述です。
  • d
    正しい記述です。 サバなどの生魚が傷むと、ヒスタミンやヒスタミン様物質が生成することがあります。それらを含む食品を摂取して蕁麻疹(じんましん)が生じる場合があります。
組合せで確認すると、選択肢1はa・b・d、選択肢2はa・b、選択肢3はa・c・d、選択肢5はcの正誤が、それぞれ正しい判定と異なります。

よくある誤解

  • アレルゲンが肥満細胞を「直接」刺激すると覚えてしまう誤りです。抗体を介する点が見分けどころです。
  • cを「アレルギー症状は必ず連鎖する」と読み替える誤りです。問題文は「現れることがある」としています。
  • dの食品による蕁麻疹を、すべてアレルゲンへの反応と同じ仕組みだと決めつける誤りです。ここでは、食品中に生成したヒスタミンやヒスタミン様物質も原因として挙げられています。

補足コラム

ヒスタミンの流れは、肥満細胞から遊離する → 受容体と反応する → 血管拡張などが起こると整理できます。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げ、ヒスタミンの働きを抑える成分です。

FAQ

Q. 傷んだ食品による蕁麻疹も、必ずアレルギー反応ですか?
A. 必ずしも同じ仕組みとは限りません。手引きでは、食品中に生成したヒスタミンやヒスタミン様物質を摂取して蕁麻疹が生じる場合も示されています。
Q. アレルギー症状は、皮膚から喘息へ必ず移るのですか?
A. いいえ。症状が連鎖的に現れることがある、という記述です。

関連キーワード: アレルゲン、免疫グロブリン、肥満細胞、ヒスタミン、受容体、蕁麻疹
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について