登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問48
問題文
外皮用薬に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
b 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれを生じやすい。
c スプレー剤は患部から十分離して、10秒以上同じ部位に連続して噴霧することが望ましい。
d 火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品は、医薬部外品として製造販売されている。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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外皮用薬の使用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
入浴後は角質層が柔らかくなり、成分が浸透しやすくなります。貼付剤は同じ部位に続けて貼るとかぶれやすく、スプレー剤の連続噴霧は3秒以内が目安です。
該当する組合せは1の(a、b)です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の外皮用薬の使用上の注意、殺菌消毒薬の項目です。
解法ステップ
- スプレー剤の「10秒以上」に注目します。噴霧時間の目安と違うため、cを含む組合せを除きます。
- dの「医薬部外品」という区分を確認します。火傷や化膿した創傷面、口腔内の消毒を目的とする製品は、医薬品として認められています。
- 残ったa・bを組み合わせた選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 入浴後は表皮の角質層が柔らかくなり、有効成分が浸透しやすくなるため、外皮用薬を使用するのに効果的とされます。
- b:正しいです。 貼付剤を同じ部位に連続して使用すると、かぶれなどを生じやすくなります。
- c:誤りです。
×「10秒以上同じ部位に連続して噴霧」→ ○「連続して噴霧する時間は3秒以内が望ましい」
至近距離からの噴霧や長時間の連続噴霧は、凍傷(とうしょう)を起こすおそれがあります。 - d:誤りです。
×「医薬部外品として製造販売」→ ○「医薬品としてのみ認められている」
火傷や化膿(かのう)した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒も目的とする製品は、医薬部外品ではなく医薬品です。
組合せの確認
- 選択肢2(a、c)は、誤りであるcを含み、正しいbを含みません。
- 選択肢3(b、c)は、誤りであるcを含み、正しいaを含みません。
- 選択肢4(b、d)は、誤りであるdを含み、正しいaを含みません。
- 選択肢5(c、d)は、誤りであるc・dを含み、正しいa・bを含みません。
よくある誤解
- スプレー剤は「患部から離す」ことだけに注意し、噴霧時間を見落としがちです。距離だけでなく、連続噴霧は3秒以内という点も確認しましょう。
- 「消毒を目的とする製品なら医薬部外品」と考えるのは誤りです。火傷や化膿した創傷面、口腔内の消毒も目的に含む製品は医薬品として認められています。
- 入浴後の使用が効果的という一般的な説明を、すべての外皮用薬に当てはめないようにしましょう。温感刺激成分を主薬とする貼付剤には、個別の注意があります。
補足コラム
貼付剤は、有効成分が適用部位に一定時間とどまるため、薬効の持続が期待できる剤形です。一方、同じ部位への連続使用では、かぶれなどに注意が必要です。
また、温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、入浴前後の使用が適当でないとされています。入浴後は、皮膚のほてりが鎮まってから貼付する点を区別して覚えましょう。
FAQ
スプレー剤は、使用前に必ず容器を振る必要がありますか?
すべての製品で必ず振るとは限りません。使用上の注意に「振ってから使用」とある製品では、容器を振ってから噴霧します。
すべての製品で必ず振るとは限りません。使用上の注意に「振ってから使用」とある製品では、容器を振ってから噴霧します。
関連キーワード: 外皮用薬、貼付剤、スプレー剤、角質層、医薬品、医薬部外品

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