登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問61
問題文
消化管に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 胃の内壁にある胃腺からは、塩酸(胃酸)やペプシノーゲンなどが分泌される。
b 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収に重要な役割を果たしている。
c 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が回腸、残り約60%が空腸である。
d 大腸の粘膜は、絨毛で覆われてビロード状になっている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
消化管の分泌と構造【登録販売者解説】
正解の理由
胃腺は胃液の成分を分泌し、胃粘液中の内因子はビタミンB12の吸収を助けます。
1の組合せが正しいです。各記述は、a・bが正しく、c・dが誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系に関する項目です。
解法ステップ
- aは「胃腺から分泌されるもの」に注目します。塩酸(胃酸)やペプシノーゲンが挙げられているかを確認します。
- bは「胃粘液」と「ビタミンB12の吸収」の関係を確認します。
- cは「十二指腸に続く部分」の割合と、空腸・回腸の順番に注目します。
- dは「大腸の粘膜に絨毛があるか」を確認します。小腸との違いが決め手です。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しいです。
胃腺からは塩酸(胃酸)やペプシノーゲンなどが分泌されます。ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプシンになります。選択肢4・5はaを「誤」としているため、この点が合いません。 -
b 正しいです。
胃粘液に含まれる内因子(ないいんし)は、小腸でのビタミンB12の吸収に重要です。選択肢3・4・5はbを「誤」としているため、この点が合いません。 -
c 誤りです。
十二指腸(じゅうにしちょう)に続く部分は、概ね上部40%が空腸(くうちょう)、残り約60%が回腸(かいちょう)です。問題文は空腸と回腸の割合を逆にしています。選択肢4・5はcを「正」としているため、この点が合いません。 -
d 誤りです。
絨毛(じゅうもう)に覆われてビロード状になっているのは小腸の粘膜です。大腸の粘膜には絨毛がありません。選択肢2・4はdを「正」としているため、この点が合いません。
よくある誤解
- 「40%・60%」の数字だけを覚え、空腸と回腸の順番を取り違えることがあります。十二指腸の次は空腸、その次が回腸です。
- 小腸の特徴である絨毛を、大腸にも当てはめてしまうのは典型的なひっかけです。大腸は「粘膜に絨毛がない」と押さえましょう。
- 胃粘液の役割を、胃を胃酸から守ることだけに限定すると、内因子によるビタミンB12吸収の記述を見落とします。
補足コラム
小腸の内壁にはひだや絨毛があり、表面積を大きくしています。栄養分を吸収するうえで、効率よく広い面を確保するための構造です。一方、大腸では水分や電解質の吸収が行われ、内容物から便が形成されます。
FAQ
Q. 胃腺から分泌されるペプシノーゲンは、そのまま消化酵素として働きますか?
A. そのままではなく、胃酸によってペプシンに変わってから、タンパク質の消化に働きます。
A. そのままではなく、胃酸によってペプシンに変わってから、タンパク質の消化に働きます。
Q. 小腸と大腸を見分けるとき、どの特徴が役立ちますか?
A. 絨毛の有無が手がかりになります。小腸の粘膜には絨毛がありますが、大腸の粘膜にはありません。
A. 絨毛の有無が手がかりになります。小腸の粘膜には絨毛がありますが、大腸の粘膜にはありません。
関連キーワード: 胃腺、胃粘液、内因子、ビタミンB12、空腸、回腸、絨毛

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
