戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2025年 奈良・関西広域連合・福井 問64


問題文

血液に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。 b 赤血球は中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占める。 c アルブミンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出する性質がある。 d 健常人の血液において、白血球のなかでリンパ球が最も数が多い。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

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血液の成分と役割【登録販売者解説】

正解の理由

血液の粘稠性・赤血球の割合・酸素を運ぶタンパク質・白血球の内訳を区別します。
3が正解です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、第2章「人体の働きと医薬品」の「血液(血漿・血球)」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、血漿の成分や赤血球・白血球の特徴が説明されています。

解法ステップ

  1. aは「血中脂質量はほとんど影響を与えない」という部分に注目します。血液の粘稠性(ねんちゅうせい)は、主に血漿(けっしょう)の水分量や赤血球の量で決まります。
  2. bは、赤血球の形と血液全体に占める割合を確認します。「中央部がくぼんだ円盤状」「約40%」はいずれも手引きの記述と一致します。
  3. cは、酸素を運ぶタンパク質の名前を確認します。鉄分と結合し、酸素を運ぶのはアルブミンではなくヘモグロビンです。
  4. dは、白血球の中で最も数が多い細胞を確認します。最も多いのはリンパ球ではなく好中球です。この組合せに当たる3を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しいです。 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まります。血中脂質量は、ほとんど影響を与えません。
  • b:正しいです。 赤血球は中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占めます。
  • c:誤りです。
    × アルブミン → ○ ヘモグロビン
    酸素量の多いところで酸素と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素を放出するのは、ヘモグロビンの性質です。アルブミンは、血漿の浸透圧を保つほか、ホルモンや医薬品の成分などと結合して運ばれる働きがあります。
  • d:誤りです。
    × リンパ球が最も数が多い → ○ 好中球が最も数が多い
    好中球は白血球の約60%を占めます。リンパ球は白血球の約3分の1です。
組合せの照合
  • 1は、bを誤り、cを正しいとしている点が違います。
  • 2は、bを誤り、c・dを正しいとしている点が違います。
  • 4は、aを誤り、c・dを正しいとしている点が違います。
  • 5は、a・dを誤りとしている点が違います。

よくある誤解

  • アルブミンとヘモグロビンの役割を混同することがあります。酸素を運ぶのはヘモグロビンです。アルブミンは血漿中のタンパク質です。
  • 「リンパ球」という名前から、白血球の中で最も多いと思い込むことがあります。数が最も多いのは好中球です。
  • 血中脂質が含まれることと、血液の粘稠性に大きく影響することを結びつけてしまうことがあります。手引きでは、血中脂質量は粘稠性にほとんど影響しないとされています。

補足コラム

血液中のタンパク質は、名前と役割を対にして覚えると整理しやすくなります。
タンパク質主な役割
ヘモグロビン酸素を運ぶ
アルブミン血漿の浸透圧を保つほか、ホルモンや医薬品の成分などと結合する
グロブリン多くは免疫反応で異物を認識する抗体として働く

FAQ

血清と血漿は同じものですか?
同じではありません。血清は、血液が凝固した後にできる上澄みです。血漿から血液凝固に関わるフィブリノゲンが除かれたものです。

関連キーワード: 血漿、赤血球、白血球、ヘモグロビン、アルブミン、好中球、リンパ球
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