登録販売者 2026年 北海道・東北 問106
問題文
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 錠剤、カプセル剤、散剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管する。
b 乳幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、手の届かないところに保管する。
c 誤用の原因となることがあるため、他の容器に入れ替えることは適当ではない。
d 点眼薬は、使用期限内に使い切るため家族内で使い回すとよい。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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医薬品の保管・取扱い【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:錠剤・カプセル剤・散剤は冷蔵庫に入れず、薬は子どもの手の届かない場所に保管し、容器の移し替えや共用を避けます。
正しい組み合わせは、3の(b、c)です。記述aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「保管及び取扱い上の注意」です。
解法ステップ
- 「開封後は冷蔵庫」というaの保管方法を確認します。錠剤・カプセル剤・散剤は、冷蔵庫で保管するのが適切とは限りません。
- bの「手の届かないところ」は、乳幼児の誤飲を防ぐための注意として適切です。
- cの「他の容器に入れ替えない」は、誤用や品質低下を防ぐための注意として適切です。
- dの「家族内で使い回す」は、共用を避けるという注意に反します。b・cを含む組み合わせに絞れます。
選択肢別の誤答解説
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a:誤り×「錠剤、カプセル剤、散剤は開封後、冷蔵庫内に保管する」→ ○「錠剤、カプセル剤、散剤等では、冷蔵庫内での保管は不適当」冷蔵庫から取り出したとき、室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあります。シロップ剤など、開封後に冷蔵庫での保管が望ましいものと混同しないようにしましょう。
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b:正しい乳幼児は、薬に手を伸ばして口に入れることがあります。誤飲を防ぐため、薬は子どもの手の届かない場所に保管します。子どもの目につく場所にも置かないよう注意が必要です。
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c:正しい別の容器に移すと、中身が何の薬か分からなくなり、誤用につながるおそれがあります。また、移し替えた容器が湿っていたり汚れていたりすると、薬の品質が保てないことがあります。
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d:誤り×「家族内で使い回すとよい」→ ○「他の人と共用しないこと」点眼薬は、容器の先端がまつげなどに触れて薬液が汚染されている可能性があります。共用すると、別の使用者に感染するおそれもあります。
組み合わせでは、選択肢1(a、b)は誤りのaを含み、選択肢2(a、d)は誤りのa・dを含みます。選択肢4(c、d)は誤りのdを含み、正しいbを含みません。したがって、正しい記述の組み合わせは3(b、c)です。
よくある誤解
- 「開封した薬は、どれも冷蔵庫に入れる」と考えること
冷蔵保管が望ましい薬もありますが、錠剤・カプセル剤・散剤は冷蔵庫内での保管が不適当とされます。 - 「家族なら同じ薬を使ってもよい」と考えること
点眼薬などは、薬液が汚染されている可能性があるため、他の人と共用しません。 - 「別の容器への移し替えは、持ち運びだけなら問題ない」と考えること
中身の取り違えや容器の汚れ・湿りによる品質低下につながるおそれがあります。
補足コラム
保管場所は、医薬品ごとの表示に従うことが基本です。一般的な注意として、「直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい場所」に保管することや、容器を密栓することなどが示されています。薬を保管するときは、子どもの手が届かないだけでなく、目につかない場所を選ぶことも大切です。
FAQ
Q. 外箱に書かれた使用期限は、開封後もその日まで品質が保たれるという意味ですか?
A. 表示された使用期限は、未開封の状態で適切に保管された場合の期限です。開封後に品質がどの程度保たれるかは、包装形態や使用・保管状況によって異なります。
A. 表示された使用期限は、未開封の状態で適切に保管された場合の期限です。開封後に品質がどの程度保たれるかは、包装形態や使用・保管状況によって異なります。
関連キーワード: 医薬品の保管、誤飲防止、容器の移し替え、点眼薬の共用、使用期限

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