戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2026年 北海道・東北 問116


問題文

一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a トラネキサム酸(内服)は、生じた血栓が分解されにくくなるため、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)は、「相談すること」とされている。 b ウルソデオキシコール酸は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があるため、糖尿病の診断を受けた人は、「相談すること」とされている。 c 次硝酸ビスマスは、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされている。 d チペピジンヒベンズ酸塩は、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正

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添付文書の使用上の注意【登録販売者解説】

正解の理由

トラネキサム酸は血栓を溶けにくくし、ビスマス成分は飲酒で吸収が高まるおそれがあります。
正しい組み合わせは1です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用と安全対策」の、相談することや飲酒に関する注意事項です。

解法ステップ

  1. aの「トラネキサム酸(内服)」と「血栓が分解されにくくなる」に注目します。この組み合わせは「相談すること」の理由として示されています。
  2. cの「次硝酸ビスマス」と「服用前後は飲酒しないこと」を確認します。ビスマス成分では、飲酒による吸収増大が注意点です。
  3. bは「ウルソデオキシコール酸」と「肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる」という組み合わせ、dは「チペピジンヒベンズ酸塩」と「目のかすみ等を理由とする運転注意」の組み合わせが正しいかを見ます。
  4. a・cが正、b・dが誤となる組み合わせを選びます。

選択肢別の誤答解説

記述ごとの確認

  • a 正しい
    トラネキサム酸(内服)は、血液を固まりにくくする働きとは反対に、凝固した血液を溶けにくくする働きもあります。そのため、血栓のある人などは「相談すること」とされています。
  • b 誤り
    ウルソデオキシコール酸について、問題文にある「肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる」という作用を理由とする注意は示されていません。成分名と作用・相談対象を結び付ける書き換えに注意してください。
  • c 正しい
    次硝酸ビスマスなどのビスマスを含む成分は、アルコールと一緒に摂取すると吸収が高まり、精神神経系の症状が生じるおそれがあります。そのため、「服用前後は飲酒しないこと」とされています。
  • d 誤り
    「目のかすみ、異常なまぶしさ」とチペピジンヒベンズ酸塩を結び付けて、運転操作を禁止する説明は正しくありません。「運転操作をしないこと」は、眠気や異常なまぶしさなどが事故につながるおそれのある場合に記載されます。成分と注意の理由を取り違えないようにしましょう。

組み合わせの確認

  • 選択肢2:a正・b正・c誤・d正です。正しい判定と比べ、b・c・dが異なります。
  • 選択肢3:a正・b正・c誤・d誤です。正しい判定と比べ、b・cが異なります。
  • 選択肢4:a誤・b正・c正・d正です。正しい判定と比べ、a・b・dが異なります。
  • 選択肢5:a誤・b誤・c正・d正です。正しい判定と比べ、a・dが異なります。

よくある誤解

  • 「相談すること」と「服用しないこと」を同じ意味にする:aは、血栓がある人などについて使用前に専門家へ相談する注意です。
  • 成分名だけを覚えて、作用や対象者を混同する:bのように、成分・作用・相談対象を入れ替えた文章が出題されます。
  • 運転注意の理由を一律に覚える:眠気や異常なまぶしさなど、注意の理由は成分によって異なります。

補足コラム

「相談すること」は、使用前にその医薬品を使ってよいか専門家に相談する注意です。一方、「服用前後は飲酒しないこと」や「服用後、運転操作をしないこと」は、特定の行動を避けるよう求める注意です。注意の見出しだけでなく、理由や対象となる成分も合わせて確認しましょう。

FAQ

Q. 「服用前後は飲酒しないこと」は、すべての医薬品に共通する注意ですか?
A. いいえ。手引きでは、アルコールによって医薬品の作用が強まったり、副作用の危険性が高まったりするおそれがある場合に記載されます。
Q. 運転操作の注意は、乗物酔い防止薬だけに関係しますか?
A. いいえ。薬の成分によって眠気や異常なまぶしさなどが起き、事故につながるおそれがある場合に記載されます。

関連キーワード: トラネキサム酸、血栓、次硝酸ビスマス、飲酒の注意、相談すること、運転操作の注意
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