登録販売者 2026年 北海道・東北 問117
問題文
次のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に、授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避ける旨が記載される主な成分・薬効群等として、正しいものの組み合わせはどれか。
a ウルソデオキシコール酸
b ジフェンヒドラミン塩酸塩
c ブロモバレリル尿素
d ダイオウ
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、d)(正解)
4:(c、d)
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授乳中の服用制限成分【登録販売者解説】
正解の理由
ジフェンヒドラミン塩酸塩とダイオウは、授乳中の使用を避ける注意が「してはいけないこと」に記載される成分です。
正しい組合せは 3 の(b、d)です。記述は、bが対象、dが対象です。aとcは、今回問われている「授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける」という注意の対象には挙げられていません。根拠は、手引き第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「してはいけないこと」に関する記載です。
解法ステップ
- 問われている注意の具体的な対象成分を確認します。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は、乳児に昏睡(こんすい)を起こすおそれがあるため対象です。
- ダイオウは、乳児に下痢を起こすおそれがあるため対象です。
- よって、b・dを含む組合せを選びます。a・cが入る組合せは除きます。
選択肢別の誤答解説
-
a ウルソデオキシコール酸:対象外です。
今回の授乳中の服用制限成分として、手引きに挙げられているものではありません。選択肢1と2はaを含むため、求める組合せと異なります。 -
b ジフェンヒドラミン塩酸塩:対象です。
成分の一部が乳汁に移行し、乳児に昏睡を起こすおそれがあります。選択肢4はbを含まないため、正しい組合せになりません。 -
c ブロモバレリル尿素:対象外です。
手引きには妊婦に関する注意や、飲酒・併用薬に関する注意として記載がありますが、この設問の授乳中の服用制限成分には挙げられていません。選択肢2と4はcを含むため、求める組合せと異なります。 -
d ダイオウ:対象です。
ダイオウなどを含む内服薬では、乳児に下痢を起こすおそれがあります。選択肢1と2はdを含まないため、正しい組合せになりません。
よくある誤解
- 成分名が手引きの別の注意事項に登場していても、授乳中の注意の対象とは限りません。ブロモバレリル尿素は、妊婦や飲酒・併用薬に関する記載と混同しないようにします。
- ダイオウは、便通を促す成分としてだけでなく、授乳中は乳児への影響にも注意する成分です。
- 「授乳中に注意」とだけ覚えるのではなく、「ジフェンヒドラミン塩酸塩=乳児の昏睡」「ダイオウ=乳児の下痢」と、成分と懸念される症状を結びつけます。
補足コラム
授乳中の使用に関する注意は、成分によって懸念される影響が異なります。手引きには、ほかにも次の例が挙げられています。
- アミノフィリン水和物、テオフィリン:乳児に神経過敏を起こすことがあります。
- ロートエキス:乳児に頻脈を起こすおそれがあり、授乳婦の乳汁分泌が抑制されることもあります。
- コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩:母乳への移行により、乳児にモルヒネ中毒が生じたとの報告があります。
FAQ
「授乳中は使用しない」という注意がない成分なら、授乳中でも問題ないのですか?
この設問で扱う注意の対象ではない、という意味です。別の使用上の注意がある場合もあるため、注意事項はそれぞれ確認します。
この設問で扱う注意の対象ではない、という意味です。別の使用上の注意がある場合もあるため、注意事項はそれぞれ確認します。
授乳中の注意は、すべて「してはいけないこと」に書かれますか?
そうとは限りません。乳汁中に成分が移行する可能性があっても、「してはいけないこと」に記載するほどではない場合は、「相談すること」に関する注意として扱われることがあります。
そうとは限りません。乳汁中に成分が移行する可能性があっても、「してはいけないこと」に記載するほどではない場合は、「相談すること」に関する注意として扱われることがあります。
関連キーワード: 授乳中の人、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ダイオウ、乳児への影響、してはいけないこと

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