登録販売者 2026年 北海道・東北 問46
問題文
眼科用薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
b 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状改善を目的とした製品がある。
c 点眼薬1滴の薬液の量は約50μLであるのに対して、結膜嚢の容積は30μL程度とされており、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではない。
d 点眼後は、しばらくまばたきを繰り返して、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるとよい。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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人工涙液と点眼方法【登録販売者解説】
正解の理由
人工涙液は涙液を補い、点眼後はまぶたを閉じます。
正しい組み合わせは2で、a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「眼科用薬」と「点眼薬における一般的な注意」です。
解法ステップ
- 「人工涙液」の目的が、涙液成分を補うことか確認します。
- 「約50μL」と「30μL程度」の数字が、点眼薬1滴と結膜嚢(けつまくのう)の容積に正しく対応しているか見ます。
- 点眼後の方法に注目します。「まばたきを繰り返す」ではなく、「眼瞼(がんけん)を閉じる」が正しい方法です。
- a・cが正しく、b・dが誤りなので、a・cの組である2を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
人工涙液は、涙液(るいえき)の成分を補うことを目的とします。目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感などに用いられます。 -
b 誤り
一般用医薬品の点眼薬は、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬などに分けられます。緑内障の症状改善を目的とする製品がある、という記述は誤りです。眼科用薬の使用によって緑内障が悪化するおそれについても、手引きで注意されています。 -
c 正しい
点眼薬1滴は約50μL、結膜嚢の容積は30μL程度です。一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、薬液が鼻腔(びくう)へ流れ込んで吸収され、副作用を起こしやすくなることがあります。 -
d 誤り
× 点眼後に「まばたきを繰り返す」→ ○ しばらく「眼瞼を閉じる」
点眼後は、まぶたを閉じて薬液を結膜嚢内に行き渡らせます。
選択肢の組み合わせ
- 選択肢1(a、b)は、誤りのbを含み、正しいcを含まないため誤りです。
- 選択肢3(b、d)は、誤りのb・dを含み、正しいa・cを含まないため誤りです。
- 選択肢4(c、d)は、誤りのdを含み、正しいaを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「何滴も点眼すれば、薬が多く入って効果が高まる」と考えがちです。結膜嚢には容量があるため、滴数を増やしても効果が増すわけではありません。
- 「点眼後はまばたきをして薬液を広げる」と思いがちですが、手引きで示されているのは、しばらく眼瞼を閉じる方法です。
- 「眼科用薬なら緑内障にも使える」とは限りません。緑内障の悪化につながるおそれがある成分もあります。
補足コラム
点眼後に目頭を押さえると、薬液が鼻腔へ流れ込むのを防ぐのに役立ちます。点眼薬は、容器の先端がまぶたやまつげに触れないように、1滴ずつ点眼します。
FAQ
コンタクトレンズを装着したまま、どの点眼薬でも使えますか?
いいえ。装着したままの点眼を避けることとされている製品が多くあります。一方、防腐剤を含まない1回使い切りタイプには、ソフトコンタクトレンズ装着時にも使用できるものがあります。使用方法は製品の表示で確認してください。
いいえ。装着したままの点眼を避けることとされている製品が多くあります。一方、防腐剤を含まない1回使い切りタイプには、ソフトコンタクトレンズ装着時にも使用できるものがあります。使用方法は製品の表示で確認してください。
関連キーワード: 人工涙液、結膜嚢、点眼方法、眼瞼、緑内障

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