登録販売者 2026年 北海道・東北 問47
問題文
眼科用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アラントインは、局所麻酔成分であり、痛みや痒みを和らげることを目的として配合されている。
b パンテノールは、末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目の症状を改善する効果を期待して配合されている。
c 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合されている。
d ホウ酸は、防腐効果を期待して配合されている。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:誤
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眼科用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
アラントインは組織修復、パンテノールは目の調節機能、精製ヒアルロン酸ナトリウムは角膜の乾燥防止、ホウ酸は防腐です。
3が正解です。aは誤、bは誤、cは正、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬に関する項目です。
解法ステップ
- アラントインは、眼粘膜の組織修復を促す成分です。「局所麻酔成分」という説明を疑います。
- 末梢の微小循環を促進という働きに注目します。これはパンテノールではなく、ビタミンEの説明です。
- 角膜の乾燥防止を目的とする成分として、精製ヒアルロン酸ナトリウムが挙がっているか確認します。
- ホウ酸は防腐効果を期待して配合されるため、c・dが正しい組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤
- × アラントイン=局所麻酔成分 → ○ アラントイン=組織修復成分
- 局所麻酔成分は、痛みや痒みを抑える目的で使われます。アラントインは、炎症を起こした眼粘膜の組織修復を促す成分です。
- aを「正」とする選択肢1・2・5は、この点が誤りです。
-
b 誤
- × パンテノール=末梢の微小循環を促進 → ○ ビタミンE=末梢の微小循環を促進
- パンテノールは、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分で、目の調節機能の回復を促す目的で用いられます。結膜充血や疲れ目の改善を期待して微小循環を促す成分とは、役割が異なります。
- bを「正」とする選択肢2・4・5は、この点が誤りです。
-
c 正
- 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐ目的で用いられます。角膜(かくまく)は、眼球の表面を覆う透明な部分です。
- cを「誤」とする選択肢2・4は、この点が誤りです。
-
d 正
- ホウ酸は、防腐効果を期待して配合される成分です。
- dを「誤」とする選択肢1・5は、この点が誤りです。
よくある誤解
- 「目の疲れに使われる成分」だから作用も同じと思い込むことです。パンテノールは目の調節機能、ビタミンEは末梢の微小循環というように、目的を分けて覚えます。
- アラントインを、痛みや痒みを抑える成分と混同することです。アラントインは組織修復成分です。
- 成分名と作用の組み合わせを入れ替える書き換えに注意します。特に「パンテノール」と「ビタミンE」の取り違えがポイントです。
補足コラム
眼科用薬では、成分名だけでなく「何を目的に配合するか」をセットで整理すると判別しやすくなります。
- アラントイン:眼粘膜の組織修復
- パンテノール:目の調節機能の回復
- ビタミンE:末梢の微小循環の促進
- 精製ヒアルロン酸ナトリウム:角膜の乾燥防止
FAQ
Q. 人工涙液と一般点眼薬は、どう区別しますか?
A. 人工涙液は涙液成分を補うことを目的とします。一般点眼薬は、目の疲れや痒み、結膜充血などの症状を抑える成分を配合したものです。
A. 人工涙液は涙液成分を補うことを目的とします。一般点眼薬は、目の疲れや痒み、結膜充血などの症状を抑える成分を配合したものです。
Q. 「末梢の微小循環」とは、どのような意味ですか?
A. 体の端にある細い血管の血液の流れを指します。この問題では、目の周辺の血流を促す説明としてビタミンEと結び付けます。
A. 体の端にある細い血管の血液の流れを指します。この問題では、目の周辺の血流を促す説明としてビタミンEと結び付けます。
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