登録販売者 2026年 北海道・東北 問48
問題文
外皮用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
b 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれを生じやすい。
c スプレー剤は、強い刺激を生じるおそれがあるため、目の周囲へ使用する場合は、患部から十分離して噴霧することが望ましい。
d 火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品は、医薬部外品として製造販売されている。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
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外皮用薬の使用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
入浴後は成分が浸透しやすく、貼付剤は同じ部位への連続使用でかぶれやすくなりますが、目の周囲へのスプレーと、火傷などの消毒を目的とする医薬部外品の扱いには注意が必要です。
正しい組み合わせは5です。記述は、a:正、b:正、c:誤、d:誤となります。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の「外皮用薬の使用上の注意」と「きず口等の殺菌消毒成分」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)」では、外皮用薬の適用方法や製品の区分が説明されています。
解法ステップ
- aの「入浴後」と「角質層が柔らかくなる」に注目します。角質層が柔らかくなることで成分が浸透しやすくなる、という関係を確認します。
- bは「同じ部位に連続して貼付」という条件に注目します。貼付剤では、同じ部位に続けて貼るとかぶれやすくなります。
- cは「目の周囲へ使用する場合」という部分を確認します。目の周囲は、噴霧距離を取れば使用できるのではなく、使用を避ける部位です。
- dは「火傷や化膿した創傷面の消毒」「口腔内の殺菌・消毒」と「医薬部外品」の組み合わせを確認します。これらを目的とする製品は医薬品として認められています。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しいです。
入浴後は表皮の角質層が柔らかくなり、有効成分が浸透しやすくなるため、外皮用薬を使うのに効果的とされます。「入浴後は皮膚が温まっているから、どの外皮用薬もすぐ使うのがよい」と広げないようにしましょう。温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、入浴後、皮膚のほてりが鎮まってから貼付する必要があります。 -
b 正しいです。
貼付剤を同じ部位に連続して貼ると、かぶれなどが生じやすくなります。貼付剤は有効成分が一定時間とどまる一方、貼付部位の皮膚に影響することがあるためです。 -
c 誤りです。
×「目の周囲へ使用する場合は、患部から十分離して噴霧」→ ○「目の周囲や粘膜への使用は避ける」
スプレー剤は、目の周囲や口唇などの粘膜への使用を避けます。患部から十分離して噴霧するという注意は、目の周囲にも使用できるという意味ではありません。 -
d 誤りです。
×「医薬部外品として製造販売」→ ○「医薬品としてのみ認められている」
火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒などを目的とする製品は、医薬品としてのみ認められています。殺菌消毒薬の中には医薬部外品として流通するものもありますが、目的によって区分が異なります。
よくある誤解
- 「十分離して噴霧するなら、目の周囲にも使える」と考えること
噴霧距離の注意と、使用を避ける部位の注意は別です。目の周囲や粘膜への使用は避けます。 - 「殺菌・消毒を目的とする製品は、すべて医薬部外品」と考えること
火傷や化膿した創傷面、口腔内の殺菌・消毒を目的とする製品は、医薬品としてのみ認められています。
補足コラム
スプレー剤は、使用時に患部から十分離して噴霧します。至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧したりすると、凍傷を起こすことがあります。また、連続して噴霧する時間は3秒以内が望ましいとされています。
医薬部外品として流通する殺菌消毒薬もありますが、火傷や化膿した創傷面の消毒、口腔内の殺菌・消毒まで目的とする製品は、医薬品としてのみ認められています。製品の区分は「消毒薬かどうか」だけでなく、目的も見て判断しましょう。
FAQ
Q. 貼付剤は、同じ場所を避ければ続けて使ってもよいですか?
A. 同じ部位に連続して貼付すると、かぶれなどを生じやすくなる点を覚えておきましょう。製品ごとの使用方法や注意事項も確認してください。
A. 同じ部位に連続して貼付すると、かぶれなどを生じやすくなる点を覚えておきましょう。製品ごとの使用方法や注意事項も確認してください。
Q. 目の周囲を避ける注意は、スプレー剤だけに当てはまりますか?
A. 外皮用薬には剤形や成分によって異なる注意があります。設問では、スプレー剤は目の周囲や粘膜への使用を避ける、という点が問われています。
A. 外皮用薬には剤形や成分によって異なる注意があります。設問では、スプレー剤は目の周囲や粘膜への使用を避ける、という点が問われています。
関連キーワード: 外皮用薬、角質層、貼付剤、スプレー剤、医薬品、医薬部外品

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