登録販売者 2026年 北海道・東北 問50
問題文
外皮用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。
b ピロキシリンは、創傷面に薄い皮膜を形成して保護することを目的として用いられる。
c イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
d サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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外皮用薬の保湿・角質軟化成分【登録販売者解説】
正解の理由
尿素は保湿、ピロキシリンは皮膜形成、イオウはケラチン変質、サリチル酸は角質成分の溶解です。
1が正解です。記述a・b・c・dは、すべて正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の外皮用薬に関する項目です。
解法ステップ
- 「尿素」の目的は、角質層の水分保持量を高めることか確認します。
- 「ピロキシリン」は、創傷面に薄い皮膜をつくる成分かを見ます。
- イオウとサリチル酸は、角質軟化作用の仕組みを比べます。イオウはケラチンを変質させ、サリチル酸は角質成分を溶解します。
- 4つの記述がすべて正しいため、「正・正・正・正」の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 尿素は、角質層(かくしつそう:皮膚の最も外側にある層)の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する目的で用いられます。保湿成分として覚えましょう。
- b 正しいです。 ピロキシリンは、創傷面(そうしょうめん:傷の表面)に薄い皮膜(ひまく)を形成し、保護する目的で用いられます。
- c 正しいです。 イオウは、角質層を構成するケラチン(角質をつくるたんぱく質)を変質させ、角質軟化作用を示します。
- d 正しいです。 サリチル酸は、角質成分を溶解することで角質軟化作用を示します。
組合せの選択肢も、各記述の正誤と照らして確認します。
- 選択肢2は、a・bを正、c・dを誤としています。c・dの正誤が異なります。
- 選択肢3は、a・cを正、b・dを誤としています。b・dの正誤が異なります。
- 選択肢4は、b・cを正、a・dを誤としています。a・dの正誤が異なります。
- 選択肢5は、dのみ正としています。a・b・cの正誤が異なります。
- 選択肢1は、a〜dをすべて正としており、記述と一致します。
よくある誤解
- イオウとサリチル酸は、どちらも角質軟化成分です。作用の説明まで同じだと思わず、「イオウ=ケラチンを変質」「サリチル酸=角質成分を溶解」と区別しましょう。
- ピロキシリンを、殺菌消毒成分と取り違えないようにしましょう。この問題で問われているのは、傷の表面を保護する皮膜形成です。
- 成分名が並んでいると作用を入れ替えるひっかけに気づきにくくなります。成分名と作用を一対で覚えるのがポイントです。
補足コラム
角質軟化成分は、成分ごとの仕組みを対比すると整理しやすくなります。
- イオウ:ケラチンを変質させる
- サリチル酸:角質成分を溶解する
ピロキシリンは、角質軟化ではなく皮膚を保護するための皮膜形成成分です。
FAQ
Q. ピロキシリンと酸化亜鉛は、どちらも皮膚を保護する成分ですか?
A. どちらも皮膚の保護に関わります。ピロキシリンは創傷面に薄い皮膜を形成します。酸化亜鉛は患部のタンパク質と結合して皮膜を形成します。
A. どちらも皮膚の保護に関わります。ピロキシリンは創傷面に薄い皮膜を形成します。酸化亜鉛は患部のタンパク質と結合して皮膜を形成します。
Q. イオウは角質軟化以外の作用もありますか?
A. 手引きでは、イオウには抗菌作用や抗真菌作用も期待されるとされています。
A. 手引きでは、イオウには抗菌作用や抗真菌作用も期待されるとされています。
関連キーワード: 尿素、ピロキシリン、イオウ、サリチル酸、角質軟化成分、保湿成分、皮膜形成

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